【山行記録】 リアル友と行く 北横岳 タイ氏のアイゼンデビュー
過去のブログに何度か登場している、僕の小学校の頃からの親友であるタイ氏。
そんな彼だが、なんと今回遂にアイゼンデビューを果たす事となった。
登場する毎に、常に波乱万丈のネタを提供してくれる彼のデビュー戦はどのようなものだったのだろうか?その全貌が明らかになる。
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僕の親友、タイ氏に関しては過去ブログ参照のこと



12月上旬。
勤務表を覗き込む僕の目に映ったのは、今月のシフトの中でたまたま訪れた12月25日(日)の休みだった。
本来、土日にはほとんど休みを取る事ができない僕にとって、言うなれば奇跡とも言うべき休日だったのである。
しかもその日はあろうことかクリスマス。それはまさしく二重の意味での奇跡。



そんな貴重な休日を、どのように有意義に使えばいいだろうか??
そう考えた時、僕が出した結論はひとつ。





『タイ氏連れて雪山行くか』





であったww


貴重な貴重なクリスマスの休日である。
それを何をトチ狂ったか、野郎と一緒に雪山へ行こうってんだから正気の沙汰とは到底思えまいw
しかしながら、こうしてタイ氏との雪山行、及びアイゼンデビューの日取りが確定したのであった。

目的地は北横岳。
アクセスも良く、難易度も入門レベル。そして適度に森林限界も越え、まさしくアイゼンデビューにはもってこいの山だ。
そんなわけで、12月25日は僕と嫁とタイ氏の3人で北横岳へ行く予定だったのだが…
何と前日になり嫁が体調を崩したため、急遽キャンセル。




結果…




正真正銘、クリスマスに野郎2人での雪山行が確定したのだった…


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天候は予想通りの荒天。
随分前からチェックしていた天気予報でも好天は期待できなそうだったし、そもそも彼との山行は悪天候となるのが常であるが故に、そもそも端っから天候に関しては期待していなかったから問題はないww
むしろある程度悪天候の方が、雪山の厳しさをその身を持って知る事ができる分良いのかもしれない。


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山頂駅付近の気温は-15℃。風速は約12mとのこと。彼にとっては未体験の世界である。
完全防備でいざ北横岳へ!



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とりあえず歩き方などを軽くレクチャーしながら坪庭を歩く。

以前無雪期の赤岳に登った時にも思ったが、こいつ基本的に筋がいい。
教えた事はすぐできるようになるし、うちの嫁とは大違…いや、何でもないですww



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そうこうしているうちに、あっという間に山頂!
風速10mは越えているだろう、結構な突風が吹きつけていた。


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続いて北横岳北峰。
こちらの方が南峰よりやや標高が高いが、三角点は南峰にある。


北横岳は危険箇所もほとんどなく、山頂部分のみが森林限界を超えているので、雪山初体験にはもってこいの場所と言える。
事実、この日は結局終始悪天候で、森林限界より上は程よく荒れていたが、樹林帯では軽く汗ばむくらいで快適なハイクだった。
タイ氏も普段見慣れぬ白銀の世界に多いに感動していた様子。
快晴ならばなおのこと良かったが、これはこれでよい経験だろう。
山頂まで約1時間半。短い時間ではあったがアイゼン初体験としては十分に充実した時間を過ごす事ができたろうと思う。

あとはピラタス山頂駅まで下るのみ…















の、はずだった









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しかしここで僕がとったルートは三ッ岳経由での下山ルートだった。




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言わずもがな、アイゼンは岩稜帯にはすこぶる弱い。
そして、三ッ岳は大変岩の多いルートである、本来ならば出来る限り避けて歩くのが賢明なルートだ。
だがしかし、逆に言えば良いアイゼントレーニングになるのではなかろうか?
この時、僕のスパルタ魂に火がついた。


スローペースで、安全を心がけて歩く、無理をせず危険を感じたら即引き返す。
この二つのルールを自分の心に刻み、僕とタイ氏は三ッ岳経由の岩稜帯へと足を踏み出した。





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正直に言うと、僕はこのルートを侮っていたと認めざるを得ない。結果として、このルートは僕の想像の右斜め上を行っていた。


ルート上の半分以上が完全に岩。
そして、所々岩の隙間の穴がポッカリと口を空けており、場所によっては穴が雪で隠れていたりする。
両手で鎖を駆使しながら登降しなければならない鎖場が存在している。
さらには岩稜帯の周りに樹木がなく、ルートの大半が剥き出しの稜線なため、風雪の影響をモロに受けてしまう。
そしてもちろん、トレースは皆無。


中級レベル…とまではいかないまでも、少なくとも初心者を連れまわしてよいルートとは到底言えない。
軽率の誹りを受けても仕方ない事だと思う。




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時折暗雲が立ちこめ、北横岳山頂と大差ない程の突風が吹きつける。
天候条件も悪い。
僕はいつでも引き返せる体勢を整えつつ、タイ氏の一挙一動に気を配りながら歩いていた。



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しかし彼は予想に反して、安定した足取りでグイグイと先へ進む。
岩場もなんのその、僕の心配を余所に、初めてアイゼンを履いたとは思えないほどスムーズに岩場をクリアしていく。
最初の頃は恐る恐る岩の上にアイゼンを置いていたのだが、それにも慣れてきたのか楽しむ余裕さえ出てきたようだった。



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こうして岩場を歩く事1時間弱。
僕らは何のトラブルに見舞われる事も無く、無事樹林帯へと降りてくることができた。
この後、僕らは縞枯山荘で軽食をいただき、無事安全に下山する事ができたのだった。



こうして、タイ氏はアイゼンデビューを無事に果たす事ができた。贔屓目を抜きにしても、今回彼には満点をあげたいと思う。

反面、エスコート役だった僕自身は落第点ギリギリといったところだろう。
そもそも、いきなり三ッ岳ルートに足を踏み入れたのは少々行きすぎだったと反省している。
彼とは休みがほとんど合わないため、一緒に行ける数少ない機会に少しでも密度の濃い山行を…
と、ついつい焦り気味になってしまうのは僕の悪い癖だ。



そんなわけで、反省すべき点は多々あるものの、結果としては良い経験になったと思う。
また今後も少しずつ、一緒に雪山に行きたいと思う。


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by misawa_re7 | 2011-12-30 20:32 | 山行記録 2011


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