【山行記録】 ブログ仲間と 雪山入門、北八ヶ岳へ 〔2010.12.05〕
んじゃせっかくなんで一緒に行きますか、北八ヶ岳。
事の発端は僕とsamanthaさんのツイッターでのそんなやり取りだったと記憶している。
あまりに突発的、かつ軽いノリで始まった今回の雪山入門、北八ヶ岳スノーハイクだったが…
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思えばこの日はとてつもない快晴だった。
早朝から雲ひとつない晴れ模様で、まさに最高の登山日和と言えた。

この日集まったメンバーは僕のブログ友達であるsamanthaさんよいどれ係長さんようようさん夫妻
以前からブログを通じて仲良くさせてもらっているメンバーで、最近ではツイッターでの交流も盛んである。
今回の北八ヶ岳山行も、僕とsamanthaさんとのツイッターでのひょんなやり取りに端を発し、あれよあれよと言う間に大所帯となり、結果的に初対面の4ブログのブロガーが一同に会する一大イベントへと発展したのだった。

僕が夜勤明けという悪条件だったため集合時間が午前10時という、山に登るには致命的に遅い時間からの行動を余儀なくさせてしまい大変迷惑をかけてしまったのだが、誰一人不平不満を言うことなく承諾してくれたことには心から感謝したい。


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そんな僕の心境を察してか、天候は最高の一言に尽きた。
坪庭越しに見る我がホームマウンテンでもある中央アルプスも我々を祝福してくれているかのようだ。(嫁撮影)


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まずはピラタスロープウェーから坪庭を経由して北横岳を目指す一同。(嫁撮影)


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隊列を整えて記念撮影。(嫁撮影)
右からsamanthaさん、酔いどれ係長さん、ようようさん夫妻である。
ドラクエ式で言うと先頭から勇者、戦士、僧侶、魔法使いか? ちなみに、僕は先頭は戦士にする派でしたけどね、って何の話??www


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北横岳山頂から望む南八ヶ岳の山々。(嫁撮影)


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嫁の大好きな御嶽山も非常に綺麗に見えていた。(嫁撮影)


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蓼科山の肩越しに望む北アルプスは最高と言うほかない!


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そして北横岳山頂にて、南八ヶ岳をバックに全員で記念撮影!(嫁撮影)








って、ちょっと待ってくれ!!











左から戦士…じゃねぇ、酔いどれ係長さん、samanthaさん、ようよう夫妻、そんで撮影者が僕の嫁…
あれ、おかしいじゃん、誰か足りなくね??
うん、そうだね、誰か足りないよね、このブログ書いてる肝心の僕が居ないじゃんって話でしょ??

ちなみに実際、この皆勢揃いした楽しいこの場所に




僕は居なかった。




まぁ順を追って説明させていただく。


そもそもこの企画の発端は僕とsamanthaさんとのツイッターでのやり取りであった事は先に触れたとおり。
行く日、行く場所はすぐに決まったのだが、問題だったのが集合時間で、前日から当日にかけて僕が日勤+夜勤というふざけた勤務だったこともあり、かなり遅めの午前10時に設定させてもらっていた。
僕の仕事は現場や仕事内容により夜勤の終了時間が不確定なため、断定は難しかったのだが、今までの経験上、現場や仕事内容から逆算すれば午前10時に集合という時間設定は決して無理なものではなく、合流するに十分余裕があると踏んだ時間設定だったのだ。

だが僕は前夜、虫の知らせとも取れる非常に嫌な予感を感じていた。

問題はないはずだ。
何事も起こらなければ間違いなく明日の昼には僕は皆と一緒に北横岳の頂を踏んでいるはずだ。
だがしかし、僕の頭に全くそのビジョンが浮かんでこなかった。

今回この企画の言いだしっぺの一人である以上、僕自身が行けなくなりました、すみませんなどという状況は許されない。
いや、それでも皆はきっと笑って許してくれるのだろうけど、僕が僕自身を許せない。
それに今回、アイゼンを持っていないようよう夫妻に、うちに余っているアイゼンをレンタルする約束をしていた。
万に一つも僕が行けない状況になったとしても、アイゼンだけは間違いなく彼らの手元に届けなくてはならない。
そう、仮に我が身が現地に行けなくとも、今回の企画は滞りなく遂行されなくてはならない。


そのため、直前に嫁の実家から車を借りて僕はそれで職場へ出勤、嫁の車にはアイゼンと僕の山道具を含む全ての道具を積んでおき、万が一僕が行けなくなっても嫁一人で合流できるように手配した。
その上で僕は嫁の車の予備キーを持参、万が一遅れてでも合流できる場合は嫁の実家の車で現地まで行き、予備キーを使って嫁の車から自分の道具を引っ張り出して、登るという行動計画を立てたのだった。
まぁもちろん全てが杞憂に終わればそれに越した事はなかった。
だが予測し得ないトラブルとはこういう重要な場合にこそ発生するということを、僕は身をもって知っていた。


何故ならば、僕がかつて山ブログを始める前に別のブログを書いていた際、ブログ友達から名づけられた僕の通り名は


『ネタの神』 だったからだ。


ありえないタイミングでありえない事象を起こす、時にはわざと仕込んでいるんじゃないかと勘繰られるほどに偶発的に発生する己の身に降りかかるトラブルの多さから命名された不名誉な通り名だ。
事実、山ブログを始めてからも、何度も美味しいブログのネタ (自分にとっては主に不幸) に遭遇している事からも察して欲しい。
そんな僕にあって、こんな最高の企画の最中に何も起こらないわけないじゃない。
こんな事、あまりにオカルトチックで非現実的ではあるが、僕の中に存在する確信に近い不安はいつまでたっても払拭できなかった。





そして、職場で事故は起きた。



人身事故でなかったが幸いで、誰も怪我をする事もなく大事には至らなかった。
しかし事故を起こした以上、僕らはお施主に対して事故の詳細や今後の対策といった説明責任を果たすまでは帰る事は叶わない。
それがたとえ1時間かかろうが、半日かかろうが、寝ていようが寝ていまいが全く関係なく…だ。
つまり、僕はそれが終わるまでは、身内に不幸でも起きない限り現場を離れる事が出来なくなってしまったのだ。

その時の僕の絶望はいかほどのものだったか…。

事故を起こしてしまった先輩は僕の尊敬する先輩だ、彼を恨むなどという気は毛頭ない。
だがそれゆえに、僕のこの行き場のない憤りは一体どこにぶつけたらいいのか、ともかくこの時僕の頭を巡ったのは


『終了』 の二文字だった。




そんなわけで今回の北八ヶ岳、北横岳山行。
嫁と一緒に行ってくれた、samanthaさんのブログ酔いどれ係長さんのブログようようさんのブログにて詳細が書かれているのでそちらを是非参照していただきたい。





あぁ…行きたかった…、僕も皆とワイワイ北横岳の山頂を踏みたかったよ…。


























って、このまま終われるかクッソー!



あぁ、行ったさ、行きましたともさ!半ヤケクソですよww
高速なんてゴメンネお巡りさん的速度でぶっ飛ばして無理やり合流しましたよww

そんなわけで今回の企画、全員揃ったのが午後1時過ぎという何とも遅い時間ではあったのだが、無事合流できたのであった。


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坪庭でちょうど合流した後、いざ縞枯山を目指すことに。
しかしその前に、縞枯山、雨池、三ッ岳の分岐地点の脇に陣取って食事を摂る事に。
写真はようようさん夫妻が用意してくれていたクマドレーヌ!
よくよく数えれば6人居るんだから1人1個の計算なんだけど、何を勘違いしたのか 「ありがとうございます」 つって1箱ゲッチュしそうになってしまってごめんなさい。

僕らは山頂で冷えた体にちょうどいいだろうとおでんを持参。
これ登りで汗だくになった後に出されたらぶん殴りたくなるメニューだけど、タイミング的にはちょうど良かったようだww


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その後再び隊列を組んでいざ縞枯山へ!
この時、不肖みさわがsamanthaさんから勇者のポジションを譲り受け、先頭になって出発。


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ようようさん夫妻の2ショット。
何枚か撮ったけど、いかんせん暗かったのでこれ以外はピンボケでした…


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そしてあっという間に山頂。
ここの山頂、本当に景色悪いので、ほんの少しだけ茶臼山方面へ移動した場所にて景色を堪能する。
ここから5~10分ほど下った場所に展望台という身も蓋もない名前の小ピークがあり、そこからの展望は実にすばらしいので是非お連れしたかったのだが…タイムオーバーにて今回は見送りということになった。
ロープウェーの時間に追われ、走って山頂駅まで駆け抜けた経験が過去にあるので、ここは無理をしなくて正解だったと思う。
またいつか来よう、山は逃げないのだから。



日没も近づいた夕暮れ時の縞枯山山頂。
この日の夕暮れは、ひどく僕を感傷的にさせていた。
そもそも僕は夕暮れ時という時間帯がたまらなく嫌いなのだ。
夕暮れは、夕焼けは人を感動させるばかりではなく、人をたまらなく寂しくさせる。一日の終わり、暗く寂しい夜の訪れ、そして人と人との別れを連想させる。

本当に楽しい時間だったのだ。
時間にしてたったの2時間と少々、しかも一緒に居たのは顔も名前も知らなかったその日会ったばかりの人達ばかり。
友と呼ぶにはあまりに希薄でそして細い繋がりである。

だが所詮それは客観的事実に過ぎない。
僕は理屈っぽい人間だから、何でもかんでも理屈で片付けようとしてしまう。感情で生きる事を否定してしまう。
だけど人間は理屈だけではできていないのだ。
ただ心がそう言ったのだ、感情むき出しの心がポツンとそう呟いたのだ。


『友よ、僕は君達と別れるのがたまらなく寂しい』


皆が会話を楽しんでいるこの時、内心こんなにも感傷的だったのは僕だけだったのかもしれない。
それは美しすぎる夕暮れ時の景色がそうさせたのか、あるいは他の皆よりも短い時間しか一緒に居られなかったからこそ感じる感傷だったのか…
ただ間違いなく言えるのは、たった2時間程度しか顔を合わせていない他人を 『友』 と呼び、彼らとの別れを寂しいと思う自分がそこに居る、それはゆるぎない事実だった。
彼らが僕を友と呼んでくれたからではない、僕が掛け値なしで彼らを友だと思ったのだ。

自然の理の中にいる以上、流れ行く時を止めることはできない。
楽しい時間も然り、たとえ望んだとしても時間を留める事は叶わない、物事に永遠などないのだ。
しかしだからこそ、限られた時間を生きているからこそ、その一時の瞬きが美しく、そして尊いのだと思う。


日は沈む、けれど明日にはまた昇る。


ありがとう、楽しかった、そしてまた会いましょう。
そんな感謝の気持ちと、また会える日への期待を込め、僕は縞枯山からの夕暮れを眺めていた…。




以下私信。




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さまんたさん

いつも楽しいコメントどうもありがとうございますww
企画者の一人であるにも関わらず、結果として進行を丸投げする形になってしまい申し訳ありませんでした。
しかしさまんたさんのおかげで嫁も、僕も、皆さんも楽しい一日を過ごす事ができたのだと思います。
本当にありがとうございました。
もちろん初対面だったわけですが、全くそんな気がせず、気兼ねせずにお話させていただきました。
むしろ夜勤明けの妙なテンションで気兼ねしなさ過ぎたかもしれませんww
最新ギアには興味津々だったのですが、いかんせん時間が少なすぎました…またまじまじとチェックさせてください!
シェルパの表面のアンチグリースだけでもさわさわしたかったなww

厳冬期の八ヶ岳を中心に、行きたい所は概ね被っておりますので、パートナーとしては頼りないかもしれませんが、また是非ご一緒できたら幸いです。



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酔いどれ係長さん

あぁ…いきなり写真にデカデカと嫁が被ってしまって申し訳ありませんww
アイゼンデビュー、楽しかったようで何よりでした。
幸か不幸か僕やさまんたさんが雪山に引きずり込むような形になってしまいましたが、後悔はさせませんw
まぁお金はかかりますけれども…
また是非一眼レフについて語りたいですね、カメラに関してはケースについて少し語るだけに終わってしまいましたが、アレはアレで一晩中語れるくらいの最高の題材ですので。

お互い重いカメラを抱えて入山するドMですが、カメラ担げる限り続けて行きたいですね。
また撮影を目的とした登山なんかも楽しそうです、是非その時はご一緒しましょう。



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ようようさん

実はようようさんは僕の記念すべき一番最初のコメント投稿者なんですよ。
そういう意味ではこの中で一番長いお付き合いですね、いつもどうもありがとうございます。
今回はお互い嫁同士が同年代ということもあり、本当に助かりました。ようようさんの嫁さんが来てくれていなかったら、うちの嫁を一人で派遣するのはさすがに躊躇したと思います。
いやしかし野郎の僕が言うのもアレですが、スラっとしたそのスタイル、というかフォルムに惚れ惚れしてしまいましたww
アイゼン堪能していただけたようで、レンタルした甲斐がありました。
すぐにはなかなか難しいでしょうが、また少しずつ雪山に足を運べるようになるといいですね。

また嫁共々よろしくお願いします。是非また次回も嫁同伴でどこかの山に行きましょう!!



↓ あぁ…何か私事ばかりになってしまいました…ていうかブログってそもそもそういうものだっけwwよかったらポチっと(-´▽`-)

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by misawa_re7 | 2010-12-08 19:07 | 山行記録 2010


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