【道 具】 ヘッドランプ GENTOS HEAD WARS professional HW-767H
先日仕事で2年近く使っていたヘッドランプが壊れた。
早速会社で新しい物を支給してもらったのだが、もらった途端に何故か直ってしまった。
返品するのもアレなので、せっかくもらった新品は現在旧モデルを使用している嫁の山用ヘッドランプに転用する事にした。
業務上横領という気がしないではないが、それはとりあえず置いておいて…そんなわけで、今回はヘッドランプのお話。
f0222003_19382798.jpg




僕は仕事の関係上、1年の3~5分の1くらいは夜間作業に従事している。
日数に換算するとおおよそ100日前後といったところだろうか。
そんな僕にとって、非常に重要な仕事道具のひとつとしてヘッドランプが挙げられる。

僕が入社した当時、ヘッドランプといえばハロゲンランプが主流であった。
ハロゲンランプの光はその性質上非常に遠くまで届くが、光の拡散性の低さ、消費電力の大きさ、そして球切れという欠点を持つ。
仕事で使う関係上、球切れは即仕事の中止に繋がりかねないので常に予備の球を持ち歩かなければならないし (ランプ内に予備球を取り付ける場所がある) 電源はというと単1電池4本という、今では考えられないくらいアホな重量だった。
もちろんそんなモン頭にぶら下げたら仕事にならないどころか首がもげてしまうので、電池ボックスは別体になってコードで繋がっており、腰からぶら下げるような形になっていた。
無論全てが全て単1電池4本などという仕様のものばかりではなかったが、小型の電池を使用するものは持続性に難があったし、リチウムイオン電池のものはそもそも電池自体の価格が高すぎて割りに合わなかった。
そもそもハロゲンという光媒体は、ヘッドランプにはあまり向いていないように思う。

そして今から5年位前だったろうか?ハロゲンランプに変わる光媒体としてLEDヘッドランプが出始めたのは。
もっと昔から出回っていたのかもしれないが、少なくとも僕らが現場で使えうる道具として認識し始めたのはこの頃だったように思う。
当時出回り始めた頃のLEDランプは光量もあまり強くなく、まだまだ実用性には欠けていた。
僕の仕事は夜間作業も多いが、基本的に高所作業なため、大抵のヘッドランプは落っことせば一撃で壊れる。
そんなわけで落としては壊し、新しい物にチャレンジしては暗いと言って捨て、また別の製品にチャレンジする。
こんな感じで試行錯誤を繰り返す中、ようやく実用に足る製品にめぐり合ったのである。



それが僕とGENTOSとの出会いだった。



数あるヘッドランプの中でも、このメーカーのヘッドランプは、兎にも角にも抜群に明るかった。
耐久性も高く、普通に落としたくらいではまず壊れない。
運が良かったのかもしれないが、10m近い電柱の上から落っことして壊れなかった唯一のヘッドランプでもあるww
多少の雨などものともしない、土砂降りの中作業をしても壊れない耐水性も持ち合わせている。

そんなわけでモデルチェンジの度に新しいモデルに買い換えてはいるが、現行のHW-767Hとは2年近い付き合いである。


f0222003_20554638.jpg
外観はこのような感じ。
メインは高輝度LEDが一発。上の3つのサブLEDは青、赤、緑の三色LEDになっている。
メインLEDはスポット照射の8度からワイド照射30度まで、照射角度を無段階で調整する事ができる。
照射距離はスポット照射時で130m、光量は最大時で150ルーメンと、このクラスのヘッドランプの中ではダントツ。
実用点灯時間はHiモードで10時間、Loモードで40時間とある。


f0222003_2056165.jpg
電池ボックスは後頭部にあり、単3電池を3本使用。ちなみに単3電池3本収納時の重量は約205gである。


現場の道具として愛用しているこのヘッドランプ。
光量は文句の付け所がないし、耐久性に関しても絶大な信頼を寄せてはいるが、山用のヘッドランプとして他人に勧める場合、少々勝手が違ってくるのも事実だ。

と、言うのも、山用として使うには何しろデカイし重いのである。
まぁ僕は重いと思った事は一度もないのだが、しかし100gを切る重量のヘッドランプが軽量ヘッドランプと呼ばれている昨今、200gのヘッドランプは残念ながら重い部類に入るのだろう。
トレイルランやクライミングなどの激しい動きを要する山行からすると、このサイズのヘッドランプは致命的にデカイ。
収納サイズも驚くほど小さくまとまる近頃のヘッドランプと比較すると嵩張るのは否めない。
その絶対的光量も、テント内や小屋泊でトイレに行くくらいにしかヘッドランプを使わない人にとっては全く不要。
むしろテント内で手元を照らすには明るすぎるし、小屋泊の際夜中にトイレに起きる時、明るすぎるヘッドランプは周りに迷惑にもなり得る。
明るさはヘッドランプに必要な重要な要素のひとつではあるが、必ずしも明るいばかりが最良とは限らないのである。



しかし、夜間歩行、早朝出立に積極的に使うのならば明るさは正義である。
一度暗闇の登山道へ出てしまえば他人への気遣いなど一切不要。明るければ明るいに越した事はない。
重量とて、軽量ヘッドランプの倍の重量があるとはいえ、たかだか100gの差である。
g単位でウエイトを削っているULハイカーやトレイルランナーならともかく、一般登山ならば重量もサイズも気にするレベルではない。
収納サイズに至っては、これでは収まらないほどパッツンパッツンに荷物を詰め込んでいたとしたらそっちの方が問題だろうww
それに雨や簡単な落下程度で壊れてしまうようなヤワな道具には命は預けられない。
何年も現場で使うことで、自ら実践し体験して確認してきた耐久性への信頼は、誰のどんな言葉よりも重く、確実なのである。


高い耐久性、そして明るさ。結局のところ僕がヘッドランプに求めるのはそれらである。
故に僕の考えは後者。
そんな僕にとって、このヘッドランプは文句のつけようがないくらい最適だと言える。
しかし所変われば道具も変わる。需要が違えば自ずと求められる性能も違ってくるのも事実だ。
僕にとっての最良が、必ずしも他人にとっての最良ではないことは十分承知しているので、大手を振ってオススメはしないが、光量と耐久性に関しては十分高い性能を持っているヘッドランプなので、そちらを重視する方にはオススメできるアイテムである。


ちなみにこの HEAD WARS professional は、プロフェッショナルの名の通り、いわば現場仕様である。
ヘルメットホルダーがついていたり、ヘルメットに装着するためのゴムバンドが付属していたりと、言ってみれば山用ヘッドランプとして使用するには必要のないモノがいくつも付属している。3色LEDだって、普通に山に登っている分には不要である。
山用として買い求めるなら、ほぼ同スペックの DELTA PEAK DPX-233H か、より軽量な DPX-143H のほうが良い。
DPX-233H は160ルーメンで実用時間18時間。
150ルーメンで実用時間10時間の HEAD WARS よりも基本性能が高く、しかも重量はほぼ同じく206g。
ちなみに DPX-143H は125ルーメンで112gだから、こちらのほうが山には向いているかもしれない。
まぁ単4電池仕様な為、実用点灯時間は8時間とやや短いのでどちらも一長一短なのだが…。


↓ ヘッドランプは早朝歩きの要。少しでも参考になったらポチッとよろしく(*´∀`*)

人気ブログランキングへ にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ

by misawa_re7 | 2010-11-27 22:07 | 道 具


<< 【山行予定】 シーズンオフ直前... 【山行記録】 持病と闘いながら... >>