さて、今月もヤマケイの発売日がやってきた…。
![]() 僕が山と渓谷を愛読書としているのは以前のブログで触れたとおり。 前回はこれに 『ヤマケイJOY』 『PEAKS』 が加わり、合計三冊だった。 今回は山と渓谷一冊だけのつもりだったのだが、定期購読している 『山の本』 が出ていたのでそれも購入した。 それに加え、今回は嫁の為に 『ランドネ』 も購入してみた。 前回同様、読むのを楽しみにしている人もいるかと思うので、簡単に内容にふれておくだけにする。 ![]() このサイズで1300円と、少々割高感があるため、あまり読んでいる人は多くないかもしれないが…。 春夏秋冬の季刊雑誌で、それぞれ3月、6月、9月、12月の一年間に4冊発行されている本だ。 今号の特集は 『私のとっておきの山』 と題して、筆者それぞれのお気に入りの山が紹介されている。 あまり名が知られていないが、それぞれ特色のある山々だ。 ちなみに前号の 『死ぬかと思った山での体験』 は、非常にためになる内容だった。 まぁ僕のレベルでは行く事はないであろう山の体験談もあったがw この雑誌はその内容もどちらかというと玄人向けであるが、紹介されている山も玄人向けの渋い山が多い。 そもそも 『静山紀行』 と題して、休日でも全然人がいない静かな山を紹介しているくらいである。 メジャーな山は人が多く、交流もあれば、何かトラブルがあっても誰かしら助けを求める事が出来るメリットもある。 しかし誰もいない静かな山というのもそれはそれで違った趣があっていいものだと僕は思う。 とはいえ、ここ最近は誰一人として出会わなかった鬼ヶ岳や、僕らのほかに一人しか居なかった奥茶臼山といった静かな山行が多いので、たまには賑やかな山にも行きたいかな?なんて思っていたりもするわけだが。 ![]() 今号の特集はカッパ大全こと、レインウェアの特集である。 現在各社から発売されているレインウェアの紹介から、古くは編み笠や油紙製のカッパなどのカッパの歴史を紐解く特集があったり、どの程度の大きさの穴でどの程度水が浸入するかといった検証の記事もある。 僕は職業柄、外で雨に打たれて仕事をする事が多いので体験上非常によくわかっているのだが、雨に濡れるという事がどれほど人体に危険を及ぼすかという事を科学的に検証した記事なども非常に参考になる。 レインウェアの必要性は、ある程度山を登った事のある人ならば嫌というほどわかっているはずなので、どちらかというとこれから山を始めようとしている人や、まだ山で雨に遭遇した事がなく、レインウェアの重要性にイマイチ疑問を抱いている人には是非読んでいただきたい内容だ。 ![]() 女性の方でこれを愛読書としている方は結構多いのではなかろうか?というか、男でこれを愛読書としている人はだいぶ珍しいと思うがw 厳冬期が過ぎ、麓では桜も散り、そろそろ夏山シーズンの足音が聞こえ始めてきた今日この頃。 思えば去年の夏山は山を始めたばかりで装備など全然なく、ユニクロで買った化繊のシャツを着て登っていた。 それはもうオシャレなどとは程遠いファッションであった…。 そんな嫁も、今年こそは山スカートを始めとする、いわゆる 『山女子ファッション』 に身を包んで山を登りたいらしい。 それならば少しでも参考になればとこの雑誌を買ってきたわけである。 ちなみに、僕は当初 『山女子ファッション』 には懐疑的だった。 僕が山を始めた頃は山登りといえば無骨な格好が当然の時代で、むしろその無骨さがカッコイイと思っていた。 その頃の価値観が根底にあったため、当初山女子ファッションを目の当たりにした時 そんな格好で登るんかい(;´Д`) というのが率直な感想だった。よくよく僕も古い人間だったというわけだσ(´∀`;) しかし、色々と調べていくうちに僕の考えも徐々に変わっていく事になる。 特に感心したのは、機能性を損ねる事なく、うまく現代の女性の好みに合ったパッケージングに仕上げているところである。 例えば山にスカートなど、通常安全面では考えられない事だが、そこは足を露出させないようにタイツと組み合わせてみたり、そのタイツにしても女性向けのオシャレなデザインの物や、カラフルな物など多種多様に揃っている。 しかもそれらは素材から機能性まで、山用のアイテムとして十分な性能を発揮するのだから驚きである。 女性にとってオシャレは切っても切り離せないもので、それが例え山であっても綺麗に着飾っていたいというのは当然の事だと思う。 それを、機能を損ねることなく両立させ、ひとつのファッションの形として造り上げた各ブランドの努力には頭が下がる想いである。 そんなわけで、当初懐疑的だった山女子ファッションだが、今やそれもアリだなと思っている次第である。 僕らが少しでも格好いいウェアを着て山に登りたいと思うのと同じで、女性だって少しでも可愛いファッションで山を登りたいのだ。 それに 『山=オシャレ』 という方程式は、女性の山に対する抵抗を払拭し、山に登ってみようという女性のチャレンジの後押しをする起爆剤にもなっていると思うのだ。 そうすることで、若い年代の人たちが山を身近に感じ、山に興味を持ってくれるのは嬉しい事である。 ↓ ご愛読ありがとうございました。ポチっとしてもらえると励みになります(*´∀`*) ![]() ![]()
by misawa_re7
| 2010-04-24 00:27
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