【山行予定】 大絶景 南アルプス好展望の山 奥茶臼山
昨年の11月。夫婦登山を始めてから今日までの間に、唯一僕が単独で登った山がある。
南アルプス前衛峰、奥茶臼山である。
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雄大な南アルプスの絶好の展望地であり、300名山の1座としても選ばれているにも関わらず、世間では意外と知られていない山。
それが奥茶臼山である。

僕は山を始めた当初から奥茶臼山の存在を知っていた。
それもそのはず、この山は僕の住んでいる町から程近く、1時間少々で登山道までアプローチできるいわば地元の山だからだ。
それほど近場の山にあって、何故すぐに登らなかったのかといえば、その行程の長さにある。

地図と累積標高差は以下の通り。


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ご覧の通り、距離は往復で14.5km、累積標高差は約2300m

山を始めたばかりの初心者夫婦にはちとキツイ内容となっている。
それ故に、山にある程度慣れるまでは登るまいと、後の楽しみに取っておいた山なのだ。




そして僕ら夫婦が登山を始めてから2ヵ月後の2009年の11月某日…

前日の天気予報では、その日は降水確率0%
もはや山を登るにはこれ以上ない絶好の山日和だった。しかし、残念な事にその日嫁は仕事が入っており、山に行く事ができなかった。

僕は悩んだ…

夫婦で登山を始める時、僕は初めて登る山は出来る限り嫁と一緒に登ると自らの心に誓っていた。
別段確固たる理由があったわけではない。
ただ、そう戒めでもしなければ僕は歯止めもなく一人ででもどんどん山に登ってしまうだろう。
僕だけ登頂した山がどんどん増え、嫁は徐々に置いてけぼりになる…そういう状況は、僕にとってはたまらなく嫌だっただけだ。

しかしその信念を捻じ曲げてでも、僕はその日奥茶臼山に登りたかった。
奥茶臼山に登る時は絶対に快晴の日と心に決めていた僕にとって、降水確率0%の天気予報は悪魔の囁きに他ならなかった。
そして己の戒めを破った罪悪感と期待を胸に、奥茶臼に立った僕を待っていたのは



雲に覆われた真っ白い空だった。



確かに雄大な南アルプスを間近に展望することはできた。それは絶景と比喩しても言い過ぎではない程の大展望だった。
しかし、快晴の青空をバックに南アルプスを写真に納めようとしていた僕にとっては、白い雲に覆われた空は期待外れもいいところだった。
僕をぬか喜びさせた天気予報にも怒りが沸いたが、それより何より僕が思った事は…


『やっぱり僕は一人で登るべきではなかった』


ということだ。
己の信念を捻じ曲げてまで登った結果がこれだ。
夫婦一緒に登るんだと自分で決めておきながら、それを自分勝手に破った僕に、天はそう簡単には微笑んでくれなかったようだ。




しかし、では仮にこの時快晴の青空の下、南アルプスの大展望が開けていたとしよう。


その時僕は、心から感動する事ができただろうか??


答えはおそらく否。
僕自身が 『初めての山は夫婦一緒に登る』 と心に決めた以上、理由はどうあれそれを捻じ曲げる行為は、きっと僕にとっては許しがたい行為なのだ。

ただ、勘違いしないで頂きたいのは、僕は別に単独行を否定するわけでも、奇麗事を言いたいわけでもない。
家族持ちの方でも単独で登っておられる方はいるし、それを僕は否定するつもりは一切ない。
ただ、僕には僕の決めたルールがあり、今回のようなケースは僕にとってはそのルールを逸脱する行為なのだというだけである。
面倒くさい話だが、これが僕の性分なのだから仕方のない事である(;´Д`)
しかしこの時、僕は 『もう抜け駆けはすまい』 と再度心に誓ったのだ。




そんなわけで、奥茶臼山は僕が唯一、自身の戒めを破って登った、ある意味では因縁の山である。
昨年の11月のあの日から、奥茶臼山の存在が頭から離れた日はない。
そんな、僕にとってはトラウマとも言える山に、今週末夫婦二人で登ることに決めたのだ。

天気予報によれば、降水確率は10%、午後からは曇りとの予報になっている。
しかしもう天気予報を過信するのはやめにする。
所詮は下界の天気予報、山のそれとは異なるのだと前回嫌というほど学んだのだから。

しかし、せっかく夫婦登山のやり直しをするのだから、出来るなら晴れてくれれば嬉しいと思っている。

日ごろの行いが物を言うが…さてどうなるやらσ(´∀`;)


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by misawa_re7 | 2010-04-16 22:52 | 山行予定


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