【道 具】 雪山シーズン終了 アイゼン手入れ
昨年の11月の燕岳から約半年…2011年6月の涸沢をもって、長いようで短かった今シーズンの雪山は終了した。
これで少なくともあと半年はアイゼンの出番は無い。
そんなわけで、今シーズンの労いも兼ねて、アイゼンの手入れをする事にした。
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雪山を登るに当たり、アイゼンは即、命と直結する大事な道具である。
それは雪山を登る人間ならば、誰もが言われなくとも理解している事だろう。
本来ならば、山から帰ってきたらその都度パーツを全部バラして錆を落とし、爪を研ぎ、注油してから保管しておくのが正しい姿であろう。

だが現実は



毎回そんなに丁寧にやってらんねぇ



というのが偽らざる正直な気持ちだと思う。実際僕もそうである。
表面の簡単な錆ならば雪面を15分も歩けば綺麗サッパリなくなるし、帰ってきてからさっと洗ってすぐに水分を拭きとって乾かしてやれば、そうそう重度の錆に犯されるような事は滅多に無い。
あとは丸くなった爪だけ研いでやれば使用上は問題ない。

と、まぁつい手入れを怠りがちなアイゼンであるが、さすがに次のシーズンに持ち越す時にはしっかりメンテナンスをしてやる必要がある。
そんなわけで今回、アイゼンの手入れをする事にしたのである。



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今回は山から家までアイゼンを持ち帰る間に結構錆が浮いてしまっていた。目に見える部分でも随分錆が見てとれる。
車内環境が悪かったか、あるいは水分をきっちり取りきれていなかったか…
いずれにしてもこりゃ結構手間かかりそうだなぁ…



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とりあえずアンチスノープレートを全部外す。
各社アンチスノープレートの固定方法は異なるが、ペツルの場合はネジ留めになっているのでネジを全部外す。



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う~ん…やっぱり結構錆てる。
特に普段はアンチスノープレートで隠れている場所や、稼動域に多い。まぁ当然といえば当然の事だ。
とはいえ、ほとんどが表面についた錆なので、軽く磨いてやれば除去できるだろう。



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まずは研磨剤とウェスを使って表面の錆を取り除く。
研磨剤はピカールでもコンパウンドでもクレンザーでも何でもいいと思う。僕は家にあった錆落とし剤を使った。
ただ、最初、非研磨剤のジェル状の錆落とし剤を使ったのだが、全然錆が取れなかった。
研磨剤入りでないものは表面が傷つかなくて良いのかもしれないが、アイゼンの場合そんな事はどうでも良いので研磨剤入りのほうが良い。



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錆落としでも落ちないしつこい錆はワイヤーブラシでゴシゴシ落とす。
だんだん錆がなくなってきた、気持ちいい~♪



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そして最後に爪を研ぐ。このサイズの板ヤスリがベストかな。
最近はダイヤモンドシャープナーみたいなのもあるけど、刃物を研ぐんじゃないんだから安い板ヤスリで十分。

心を込めて、ゴリゴリと、突き刺さるように、鋭利に研ぎ澄ます。
やりすぎると本当に手に刺さるので注意。



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うん、キレイだ。



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そして仕上げにシリコンスプレーを全体に吹いてよく馴染ませたら終了。


本来金属の錆止めとしては機械油のほうが優れているのだが…
しかし、残念ながら機械油はプラスチックやゴムといった樹脂パーツに少なからずダメージを与えてしまうようだ。
最近のアイゼンはどこかしらに必ず樹脂パーツが使われているので、本体よりも先にそちらが破損するような状況は避けねばならない。
というわけでアイゼンの錆止めとしてはシリコンスプレーが一般的に使用されているようである。


あとは新聞紙に包んでできるだけ外気から遮断してやることで、錆を防ぐ。
まぁそこまで神経質にならずとも、キッチリ錆を落としておきさえすれば半年くらいならば問題なく越せる事だろう。
そんなわけで、1足分のアイゼンの手入れが終了。所要時間30分といったところか。


まぁ1人分のアイゼンなら1時間程度で終わる作業なので、アイゼンそのまんま放置しちゃってる人は是非とも手入れしてみてください。
















さて…















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頑張るか…あと7コ(;´Д`)




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by misawa_re7 | 2011-07-12 23:55 | 道 具


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