【道 具】 冬期用グローブシステム構築 後編 〔アウター編〕
インナーグローブシステムの完成により、当初より課していた5つの条件のうち4つまでクリアすることが出来た。
残る条件はあと一つ、『-20℃以下の稜線の風にも耐える事が出来る事』
ゴールが見えたかに思えたグローブシステム、しかしまさか落とし穴が待ち受けていようとは…
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冬期用グローブ考察編はこちら。

冬期用グローブシステム構築 前編 インナー編はこちら。




前回のブログで触れたとおり、苦心の末インナーグローブシステムが完成。
それにより、当初より課していた5つの条件のうち、4つの条件をクリアすることができた。
クリアしなければならない条件は残すところ後ひとつ。


-20℃以下の稜線の風にも耐える事が出来る事


この条件をクリアするアウターグローブをインナーシステムに重ねれば僕のグローブシステムは完成する。

この時点で僕の頭の中には、大まかな完成図が描かれていた。
まずインナーシステムに5本指のオーバーグローブを重ねる。
それでも寒さに対応できない場合は、それよりさらに上に3本指のミトンを重ねる。



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これが当初、僕が描き出したグローブシステムの完成図だった。
左の2つは先に紹介したインナーグローブシステム、そして5本指オーバーグローブに、3本指ミトンだ。



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5本指オーバーグローブは

ヘリテイジ ゴアテックス・ウォータープルーフ オーバーグローブ

インナーグローブ同様、ヘリテイジ社のオーバーグローブで、素材はゴアテックス。
ゴアテックスグローブインサートによる完全防水グローブだ。


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インナー部分はポリエステルインナーメッシュ。指先など、部分的にポリエステル生地が使われている。
前回のブログで触れたとおり、インナーメッシュはイスカのレイングローブで痛い目を見ていたため、何度も手を出し入れしたり色々と実験してみたが、イスカのように指の部分のメッシュが引きずり出されるような事がないことを確認してから購入。


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3本指ミトンは同じく

ヘリテイジ ウインドストッパー オーバーミトン 3本指

素材はゴアテックスウインドストッパー。
5本指オーバーグローブとは異なり、シームシーリングを施していないため完全防水ではない。

3本指ミトンは、親指と人差し指が独立しており、軽作業くらいならこなすことができる。
そして何より重要なのはピッケルをしっかり持つことが出来る事、岩などを掴みやすいことが挙げられる。
人差し指が独立していない分、2本指のほうが温かいが、操作性を考慮すると3本指のほうが遥かに使い勝手が良い。




これにより、僕のグローブシステムは完成する…はずだった。
正直なところ理論上、十分いけそうなグローブシステムのはずだった。だがしかし残念ながらこのシステムは不発に終わる。
一見すれば何一つ問題がなさそうに思えるグローブシステム。
皆さんはこの時点でこのシステムに隠された欠陥が一体何だかお気づきだろうか??


一体何が原因だったのか??


僕がこのアウターグローブシステムに持った不満は大きく分けて2つ。
まずひとつは、3本指ミトンの構造に不満を感じたのだ。

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ミトンの表面を見て欲しい。何の加工もなく、ツルツルのナイロン地なのがお分かりいただけるだろうか?
そう、このヘリテイジの3本ミトン


グリップ力が全然ないのだ。


そんなの買う前に気付けよ…という話なのだが、少なくとも店頭に並んでいたミトンは全てこのようにグリップ性のないものばかりだった。
だから僕は基本的にミトンは皆このような構造のものなのだと思い込んでしまったのである。

しばらく後に、別の店でイスカの3本指ミトンを試着した時、そのグリップ性能の違いに愕然としてしまった。
もし最初の店にイスカの3本指ミトンが置いてあったならば、迷うことなくそちらを選んだだろう…。
だが買ってしまってから気付いたところで後の祭りだ。





そしてもう1点…それは僕が年末に行った赤岳での事。

僕は不覚にも5本指のオーバーグローブを凍らせてしまったのだ。

そう、もちろん5本指のオーバーグローブとは、上で紹介した完全防水のオーバーグローブのことだ。
この時の赤岳の外気温は-15℃。
赤岳としては決して低い気温ではない、しかし朝起きてザックからグローブを取り出すと、見事なまでにパリパリに凍っていた。
しかしその時僕はふと疑問を持った。



何故完全防水のグローブが凍るのだ??



そう思うのも無理はない…だがしかし冷静に考えればわかることだった。
僕は 『完全防水』 の意味を履き違えていたのだ。
完全防水とはあくまでも外部からの水の浸入を完全に防ぐことができるという意味である。
いかに外部からの水分を完全に遮断できようとも、身体から発散された微弱な蒸気は少しずつ少しずつ染み込んでいくのだ…

一体何処に???

インナーメッシュにである。

凍ったのはインナーメッシュ、そしてそれは皮肉にもオーバーグローブの中では最も肌に近い部分である。
パリパリに凍ったグローブをはめた瞬間、『これは駄目だ』 とすぐにわかった。
凍ってしまったインナーメッシュを溶かすために、手から熱が一気に奪われていく。
アホな話であるが、オーバーグローブをはめるよりも、外してインナーグローブを露出させているほうが暖かかったのだww
そして僕は察した。このグローブは 『死んだ』 少なくともこの山行中は使い物にはならないだろう…と。


無論、きちんとしたグローブ管理を怠った僕にも責任はある。
夜寝る際に、オーバーグローブをザックの中ではなくシュラフの中にでも入れておけば凍らせずに夜を越すことが出来ただろう。
だがしかし、凍らなかったからといって果たしてインナーメッシュが乾いただろうか??
そもそもインナーメッシュが致命的に乾きづらいのは、イスカのレイングローブで実証済みだ。
たとえ一晩凍らなかったからといって、インナーメッシュが濡れたままだったなら、それはただ問題を翌日に丸投げしただけだ。
何の解決にもなっていない。
これではとても完成されたシステムとは言えない…僕は再び一からアウターシステムを考え直す事にしたのだった。





まず頭を一度整理する。
とりあえずミトンは、よりグリップ性の高いイスカの3本指に買い換えることにする。
メンブレンがゴアテックスからイスカ独自の透湿性素材であるウェザーテックに変わるが、まぁ実用上問題はないだろう。

問題は中間となるオーバーグローブだ。
今回の反省点を生かすならば、最も簡単なのはインナーメッシュを省いたプレーンゴアテックスのオーバーグローブにすれば良い。
少なくとも今回凍ったのはインナーメッシュなのだから、それで凍結の心配は少なくなる。
しかし冷静になって考える。今回失敗したレイヤリングを内側から羅列すると


メリノウール、ゴアテックス、ゴアテックス、ゴアテックス。




ちょっと待て…




3つもゴアテックス要らねぇだろ…ww




僕の考えたレイヤリングは、あまりにも透湿性素材に偏りすぎている。
いや、言い方を変えよう。


保温層が少なすぎるのだ。


最も最下層であるインナーグローブ以外全部ゴアテックスである。
防水、断熱には十分効果があるとはいえ、ゴアテックスのそれ自体には保温力はない。
即ち、僕が失敗したグローブシステムは、一番下に装着しているメリノウールのグローブ1枚分の保温力に依存していた事になる。

なるほど…これでようやく方向性が見えた。僕のグローブシステムに絶対的に足りていなかったのは保温層だったのだ。
ならば答えは出たも同然である。



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これが僕が出した答え。
下からまず、メリノウール+ゴアウインドストッパーのインナーグローブシステム。
次いで極厚ウールグローブで膨大な保温層を確保。そしてそれを3本指ミトンが防水、断熱で外部からの冷気を遮断する。



これが僕のグローブシステムの完成形である。



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完全防水のオーバーグローブの代わりに導入したのは極厚ウールグローブだ。

HELLAS マウンテン

はっきり言ってベラボウに高いが、桁違いに暖かい。
まぁ高いといってもそこらのシステムグローブ買うこと思えば安いもんだ。

ちなみにイスカからこれの半額くらいでシェトランドウールグローブというグローブが出ている。
機能上こちらでも問題ないと思う。むしろ気軽に使い倒せるという意味ではこちらもオススメ。


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あぁ、もう見るからに暖かい…。
この極厚ウールの保温層を追加することによって、僕のグローブシステムの性能は飛躍的に向上した。
-20℃のテント設営において、指先ひとつ痛くならなかったのにはもはや笑うしかなかった。

そしてゴアのオーバーグローブからウールグローブへ移行したことにより向上したのは保温性だけではない。
万が一汗で濡れてしまっても、ウールグローブなら就寝時に装着したまま寝て乾かすことが出来る。
無論オーバーグローブだってはめて寝れば乾くのかもしれないが…
あんなゴツイグローブはめて寝ることは憚られても、ウールグローブならば抵抗なくつけたまま眠れるだろう。


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そしてミトン。

イスカ ウェザーテックオーバーミトン

このグリップの違い…これでは勝負にならないのもわかっていただけるだろうか?
透湿性においてはゴアのほうに軍配が上がるのかもしれないが、実用性では圧倒的にイスカ。


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全部装着してみる。

実は全部装着してみて初めてわかったことがある。
イスカの3本指に限らず、ミトンを使っている人は誰しも感じたことがあるだろうと思うが、基本的にミトンは大きめに作られているため、普通にグローブの上からはめても盛大に空間が開いてしまうのだ。
その空間のせいで、作業をする時ミトンがずれて動いてしまい、非常に操作性が悪いと感じたことはないだろうか??

だが中間に極厚ウールをかませることによってミトンの空間が埋まり、厚みが増えたのにも関わらず、むしろ操作性が向上するのだ!

ピッケルやストックの操作はもちろんのこと、岩を掴んだりするのにも支障がない。
そして驚くなかれ、この状態で一眼レフで普通に撮影をすることが出来る。カメラの設定も弄れる。
何とも皮肉な話だが、厚みが増えれば増えるほど操作性は悪くなると思っていたのに、こんな例外が存在するとは…
嬉しい誤算とはまさにこの事だろう。


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ちなみにイスカのミトン、ゴムループがついており、これがリーシュ代わりになる。
装着する時にループに腕を通しておけば、グローブを外しても吹き飛ばされることがないのだ。


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どうしても細かい作業が必要になったときは、このように外し腕にぶら下げておく。
その際、口を絞っておくと中に雪が入り込んでしまうこともない。

ちなみにこの時ウールグローブはミトンの中だ。
外し方には少々コツがいるが、上手く引き抜けば3本ミトンに綺麗にウールグローブの指が収まった状態で引き抜くことが可能。
そのまま再びスムーズに指を入れることも出来る。
慣れてしまえばわざわざ一度ウールグローブを取り出してまた装着しなおす…などという面倒なことはしなくても済む。



さてそんなわけで…


先日の大寒波の赤岳の稜線での停滞実験である。


気象条件は風吹き荒ぶ-23℃の稜線、日射無し。
15分程度の停滞実験をしたが、全くといっていいほど問題なし。
カメラのバッテリーが切れていたので、右手のアウターグローブを外し、インナーグローブのみでの作業を3分ほど敢行した。
さすがに一気に体温を持っていかれ、多少指先が痛くなったが素手よりは遥かにマシ。
作業完了後ミトンの中に指を戻すと、極厚ウールが蓄熱していてくれたおかげか、すぐに指先の痛みが引く。


結論!このグローブシステム…



ほぼ死角なし!!



というか現状、欠点という欠点が見当たらない。
2泊や3泊程度ならば何のトラブルも起きそうにない、全く破綻する気配が見えない安定したシステムだ。
これも全てウールグローブの信頼性の成せる業だろう。やはり昔から愛用され続けてきたのにはそれなりの理由があるのだ。


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だが!それでも念には念を入れる。
雪山に入る際は、それとは別に同等の性能を有する予備をもう1セット必ず持ち歩くようにしている。


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このようにコンパクトに折りたたみ、防水性のあるミトンで覆い被せた上でジップロックに入れれば完璧。
完全に無傷、濡れのない状態でいつ何時出番が来ても問題ないように確実に保護しておく。
グローブはいつ 『死ぬ』 かわからない。
これはいわば最後の最後の切り札。これを開封する時は即下山を意味する。
雪山で命を守るのは極々当たり前の事だが、それよりもいとも簡単にあっさり逝ってしまう末端を守るのも非常に重要だと思う。


これにて、予備も含めた僕のグローブシステムは完成である。
実に長々と、3部にも渡って書き連ねた長いブログになってしまったが、おそらくこれ以上このシステムに手を加える事はないだろう。
システム構築するにあたり、色々な方に助言を請うた。
ブログで知り合った友達、山で出合った見ず知らずの方、いつもお世話になっている登山道具屋のおばちゃん。

皆、口を揃えて言う。皆が皆、同じ事を言う。


そして今回、僕も敢えて同じ事を言わせていただこう。





雪山行くならウールにしとけ。



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by misawa_re7 | 2011-01-21 02:47 | 道 具 | Comments(23)
Commented by のりじむ at 2011-01-21 06:32 x
おはようございます♪
ウール最高!!ってことが分かりましたw
この「misawa式」グローブシステムを参考にさせていただきまーす(^o^)
ちなみにファイントラックのアクティブスキンをインナーに追加してみようとか考えたりしましたか??
Commented by misawa_re7 at 2011-01-21 17:11
>のりじむさん

こんにちわ!(-´▽`-)
いやいや、インナーは多分僕独自のシステムだと思いますが、ウール+3本ミトンは昔からの愛用者が非常に多い伝統的なシステムですので、 「misawa式」 などと恐れ多くて…ww
しかしやはりウールは良いです。

うーん、夏の雨天用のインナーとしては検討しましたが、冬のインナーとしては考えませんでしたね。
メインインナーがメリノウールなんで、多少汗で湿ってもそんなに冷えませんから、そこまで汗の処理に神経質にならなくてもいいかな…?と思いましてσ(´∀`;)
Commented by すけろく at 2011-01-21 21:52 x
いやいや、、3部作の考察。みさわさんの几帳面さが出てて好いですね。
結論のイスカウェザーテック&HELLASのウールグローブ。一昨年から使っててお勧めしていた自分にとっても嬉しいです~。
みさわさんにとっても色々自分で試行錯誤して辿り着いた結論ですから納得ですよね。(納得いくまで突き詰めますよね。)
まあ、、過程で購入した数々のアイテムも、低山ハイクは残雪&初冬などで使うこともできるでしょうし。
ウールは脱着が楽で素早いのも好いですよね。ガッチリしたグローブははめるのも大変だし、ゴワゴワで細かい操作性も落ちるし。
そして、、一度冷えると暖かくするのは絶望的ですし。。
その点ウールははめた瞬間から暖かい・・・と好い事づくめ。
高いグローブを買うのが馬鹿馬鹿しくなる、。
後、イスカのオーバーグローブの好い所。。長さが好いですよね~。
ガッチリしたグローブ。シェルの袖の中に入れるのは大変だし、外に出すのも吹き込むし。
その点、オーバーグローブは肘の近くまで長さがあるのでシェルの外に被せて使えるのも好い。
Commented by すけろく at 2011-01-21 21:52 x
(長くなったので続き)
そして、みさわさんも書いてますが、、日帰りでも予備のグローブシステムは必須です。グローブは簡単に死にますから・・・。
コレだけグローブを細かく考察されたんだから、、長期サバイバル縦走の足回りも考察して欲しいなぁ~ww。。
コレも出口の無いトンネルです。沢に岩に苔、薮漕ぎ&道無き道を行き、そして登山道&アスファルトのアプローチ・・・・・。
こんなものがあれば好いなぁ~というアイディアはあるのですが売ってないし。。2足で済めばまだいいのですが・・・。
毎年、場所によって色々悩みます
・・・っと、自分の事、愚痴っちゃいました。まあ、、色々考えてる時が結構楽しくもあるんですけどね~。
Commented by samantha802 at 2011-01-21 22:25 x
やっぱりこうなりましたねw
時を同じくしてと言うか同じタイミングと言うかw

私ももうORのシステムグローブはお払い箱ですw
まぁ残雪期にでも使うかな・・・
って厳冬期に休み貰って山に入れるのか?
と言う課題は置いておいて・・・
しかしチキンな私にはウールの手袋に8Kは出せませんw
イスカで十分でゴザイマス~
Commented by くっきー at 2011-01-21 22:43 x
こんばんは~♪
3部作?続けてたのしく読んでしまいました!
我が家は-20℃なんてことはないと思いますけど、
女性は男性よりも指先が氷のようになる人が多いと思います。
ウール2枚重ねでアウターでもなかなか暖まらないので
ヨガで体質改善はかってます(゜∀゜)
それとも安物ウールがまずいのかしら???
Commented by 矢車草 at 2011-01-21 22:44 x
みさわさん こんばんは♪
明日からの山行の準備をしないといけないのに気になる記事(笑)
やっぱりウールがいいんだよね~我が師匠竹内さんも冬山教室の案内に
グローブはウールがお勧めって書いてあったよ!
私はまだ試してないけれども・・・
今回はフォックスファイアーの新しい完全防水手袋試してきますね
汗っかきの私は自分の手からの汗で蒸れることが心配です(^_^.)
予備の手袋も持ちました・・・
っていってもテントではなくて温泉付き山小屋泊の甘っちょろ山行だけどね!
どこだか分かったかな?今週末は赤じゃないよ・・・☆彡
Commented by mumaro_2 at 2011-01-23 00:03
こんばんは~☆
グローブ考察、ものすごく読み応えがありました~!
ここまで細かく分析されるなんてほんとにすごいですよねっ。
極厚ウール、見るからにあったかそうですね♪
さて、貧乏な我が家にとってはどこまで手を出せるか・・・(笑)
みさわさんの考察を参考にさせて頂きつつ、我が家も色々考えてみたいと思います^^
Commented at 2011-01-23 02:14 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by misawa_re7 at 2011-01-23 22:16
>すけろくさん

グローブ選びに際し、たいへんためになるアドバイスをどうもありがとうございました(-´▽`-)
何度も道に迷いましたが、結果的にほぼ同じシステムに辿り着きましたww
やはりウールは最高です。
まぁ山行の形態によっては必ずしもこれが最良とは限りませんが、少なくとも僕の山行スタイルにおいて、ウール以上の素材は存在しないでしょう。
イスカ、いいですねぇ…
最初はウェザーテックという素材自体には懐疑的だったのですが (モンベルのドライテックにはえらい目に遭わされているので) 使用上全く問題ないですね。
グローブ簡単に死にすぎですww
そもそも-20℃を越える世界では、ゴアテックスすらも結露であっさり死にますから、やはり信じられるのはウールくらいですよ!

足回りは…すみません、僕はまだまだ登山道を歩くくらいしか行かないもので、登山靴で十分なのですww
すけろくさんの悩みの域に到達するのはいつになるやら…σ(´∀`;)
でも確かに、悩んで考えている時が一番楽しいですね!
Commented by misawa_re7 at 2011-01-23 22:23
>さまんたさん

えぇ、ウール購入したのもまったくほぼ同じタイミングでしたねww
実際にテストした結果、あれだけのパフォーマンスを出せる素材はウールをおいて他にないと確信しました(-▽-)

あぁ、うちもオーバーグローブどうしましょう…
-10℃くらいのところなら平気なのかな…でもインナーメッシュはもうこりごりだしなww
そもそもダメ出ししたギアって、再利用しづらいですよね、気分的に…
HELLASは悩みました!カモシカの売り場で1時間近くずーっとグローブコーナーで悩んでました。
確かに8kは高い!しかし結局オーバーグローブ買いなおすならほとんどかわらねぇや、ってことで諦めて買いましたw
おそらくは実際の性能差なんて微々たるものですよ、その違いが生死に直結するような状況下に行くこともないでしょうしね(;´Д`)
Commented by misawa_re7 at 2011-01-23 22:32
>くっきーさん

こんばんわ!
いやぁ…実に無駄に長いブログを完読いただきありがとうございました(-´▽`-)
うちは逆に僕のほうが末端弱い感じです…全体的には嫁のほうが寒がりなのですが、末端だけは…
ウール2枚でも駄目ですか??
例えばですが、寒い中指先を露出させた後や、軽作業の後の、指先がキンキンに冷えた状態でグローブしてませんか?
いかに上等なウールでも、自己発熱できるわけではありませんから、指が完全に冷え切った状態だと、発熱してウールに熱が伝わり蓄熱できるまでにかなり時間がかかります。
グローブをする前に十分指先を温めてから、あるいはグローブ自体をしっかり温めてからはめるとだいぶ違うと思います。
それでも駄目…ということですと、代謝の問題かもしれませんね(´-ω-`)
Commented by misawa_re7 at 2011-01-23 22:43
>矢車草さん

こんばんわ(-´▽`-)
いやはや、山行の準備のお邪魔をしてしまいましたww
そうですね、やはり経験者が皆口を揃えて言うのは 「ウールなら間違いない」 なんですよ。
僕は経験者と言うにはまだまだキャリアが不足していますが、少なくとも僕の使用条件では間違いなくウールが最高です。

完全防水にはお気をつけを、いや経験者は語るですww
あの手のグローブは絶対に冷やしては駄目です、一度冷えたら確実にグローブとしては死にます。
しかも実はゴアテックスって普通に結露で凍ってあっさり死にますw
小屋泊でしたらストーブでしっかりケアできますね。出発前にもがっつりこれでもかというほど温めてやれば大丈夫です(-´▽`-)

しかし、低温で強風の稜線に立つと、絶対にこれはやばいかもしれない…と、グローブに疑問を持つ瞬間が必ず訪れると思います。
その時は是非またこのブログを参考になさってください(*´∀`*)

うーん、本沢温泉から硫黄ピストンと想像しましたが…?
さてさて結果はブログを楽しみにしていますね(。・_・。)
Commented by misawa_re7 at 2011-01-23 22:50
>mumaro_2さん

こんばんわ!(-´▽`-)
いえいえ、ホント無駄に長くなっちゃって…本当はもう少し簡潔にまとめられればいいのでしょうけど。
しかしそう言って貰えると書いた甲斐があったというものです。
性格上、どうしても白黒はっきりしないと気がすまない性質なのですww
検証、分析はやれるだけやってみないとスッキリしないので…

イスカのミトンとイスカのウールに、手持ちの適当なインナーを合わせるという組み合わせだけでも保温性能はピカイチですよ!
これだと合わせて大体1万円でお釣りがくるくらいなので、下手なシステムグローブ買うくらいなら絶対にこの方がオススメですね。
ただまぁこれって確かに-20℃対応とかいう馬鹿げた世界の話ですので、そこはご自身の用途、予算の範囲で最良のものに巡り合うための何かの参考になればと思います(-´▽`-)
Commented by misawa_re7 at 2011-01-23 22:58
>はぐれ雲さん

長文乱文、完読頂きどうもありがとうございます(-´▽`-)
完全保温性重視ということでしたら、メリノウールのインナーの上に、直接極厚ウールを合わせてしまった方が保温性はアップすると思います。
そうなると、軽作業をメリノウールか素手でしなければなりませんが、まぁできるだけグローブを脱ぐ状況を作らないように気をつければ、多分最高の組み合わせだと思いますよ(。・_・。)

そちらのサイト、実は以前お邪魔したことがあります。
大変素晴らしい考察で参考になったのですが、使用用途が登礫中心なので、僕の山行スタイルと合致せず、最終的に独自の路線を貫くことになりました。
親切に教えていただき、どうもありがとうございました♪
Commented by ようよう at 2011-01-24 09:13 x
遂にグローブシステム完成ですか!
おめでとうございます~。

やはり行き着く先は未脱脂ウールなのですね。
すけろくさんの「グローブは簡単に死んでしまう」という教えは、
心に刻んでおこうと思います。

奥多摩周辺なら手持のテリーウールグローブで良さそうですが、
それ以上の箇所ならばやはり用意しなければ、ですね。
おっと、気がついたら3本指ミトンを注文してしまいましたよ・・・。
Commented by 酔いどれ係長 at 2011-01-24 18:25 x
じっくり拝読させていただきました。
検証を重ねて納得のいくシステムができてよかったですね。

やっぱりウールなんですね~。
この冬どれだけの雪山に行くかはわかりませんが、
安全安心最後の切り札として3本指ミトンとウールグローブを
ザックのなかにしっかりと忍ばせておこうと決めました。
Commented by misawa_re7 at 2011-01-24 18:26
>ようようさん

ありがとうございます!(-´▽`-)
失敗を重ね、だいぶ余計な出費もしましたが、やはり自分で失敗してみないことにはわからないことも多く…
いい経験になったと思います。

本当に簡単に、あっけなく死にますね(;´Д`)
実はゴアテックスも結露で簡単に死にます。なので予備グローブは単独ではなく、完全なシステムとして持ち歩く事を強くお勧めします。

森林限界下ならば、ある程度の基準を満たしていれば極端な話どんなシステムでも大丈夫と思います。
稜線に出なければならない場合、やはりこれ以上のシステムは無いかと…
ミトン良いですよ!特にイスカのは断然お勧めします!てかイスカのですよね??
Commented by misawa_re7 at 2011-01-24 18:36
>酔いどれ係長さん

長~いブログでしたが、完読どうもありがとうございました(-´▽`-)
やはり失敗から原因を探る、遠回りなようで一番確実な方法でした。

やはりウールで間違いないと思います。
そして最後の切り札としてシステムを個別に生かしておくのは重要だと痛感しました。
例え森林限界下でも、雪山に入る以上はリスクを伴います。
それが稜線ともなればなおさらの事で、テント泊ともなればなおのことグローブが死ぬという状況もリアルに考えなくてはなりません、実にあっけなく死にます、グローブって(;´Д`)
イスカのミトンとイスカのシェトランドならば、セットで買っても約8000円と、そこらのシステムグローブ買うのと値段は大差ありません。
ならばこちらを強くお勧めします!是非!
Commented by おかも at 2013-11-10 19:15 x
こんにちは。
二年も前の記事へのコメントで申し訳ないんですが、教えてください!
みさわさんのレイヤリングをぜひ参考にしたいと思っているんですが、
私は、手のサイズは小さめで、kohla メリノグラブはsサイズが私にとっては適当です。その上に、ヘリテッジのウィンドストッパーハイキンググローブをする場合、サイズはどうすればいいですか?Mにすべきでしょうか?わかれば教えていただきたいです。数値などは見に行ってるんですが、近くに実物を置いてるショップがなく、通販で買おうと思っているので、参考にしたいなと思って、、
Commented by misawa_re7 at 2013-11-10 21:16
>おかもさん

こんばんは(-´▽`-)

いやいや、こんなブログでも参考にしていただいてありがとうございます♪
メリノグラブがSでジャストということですと、ヘリテイジのグローブもSで問題ないかと思います。
うちの嫁がSのSでジャストなので。
操作性を考慮するとできる限りフィットするSサイズがベストと思いますが、例外として冷え症で末端が弱いといった問題をお持ちでしたら多少サイズに余裕を持ってMでも良いかと思います。
末端を締め付けるか緩めるかで、人によっては随分差が出るかと思います。
Mですと多少指先に遊びは出ますが、操作性に致命的な問題を生じさせるほどではないと思います。

ちなみに普段MのMサイズ使いの僕でも、少々キツイですがSのSに手が収まりますので、サイズ選択はそれほどシビアではないと考えてもらっても差支えないかもしれません。
いずれにせよ乱暴に使えば1~2シーズン程度でほつれ破れは出てきますので、消耗品のつもりでチャレンジしてみてくださいw
まぁ決して安い買い物ではないですが、HELLAS マウンテンほどは取り返しのつかないほど痛い出費ではないと思いますのでσ(´∀`;)
Commented by おかも at 2013-11-10 22:29 x
お返事ありがとうございます!
凄く細かく考察されているので、凄い参考になります!
先程sサイズで注文しました(((o(*゚▽゚*)o)))
早く雪山で使いたいです!
今後、ブログ読ませていただきます。
Commented by misawa_re7 at 2013-11-10 23:17
>おかもさん

Sサイズで注文されましたか、多分ジャストだと思いますよ♪
中間層のウールはどこのにされました?シェトラウンドですか?マウンテン?
いずれにせよ厚手のウールならよほどの悪条件でも問題ない(というか-10℃程度ではオーバースペック)ので、安心して雪山に臨めると思いますよ(-´▽`-)

山に限らず、道具は実際に使ってみて失敗してみないとなかなか良いものが厳選できませんからね。
僕の失敗談でも参考になったなら幸いです(。・_・。)

また今後ともよろしくお願いします!


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