【山行記録】 思いつきで突然に行ってみた 伊吹山
その日、僕は天気予報とにらめっこをしていた。
長野県南部、中部共に曇り、北部は所により雨。関東地方は曇り…どこもかしこもろくな天気じゃない。
でも一箇所だけバッチリ晴れマークがついている山域があった。

『よし、伊吹山へ行こう!』
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伊吹山 (いぶきやま) 【標高1377m】

伊吹山は滋賀県と岐阜県の県境に位置する滋賀県最高峰だ。
古来より霊峰としてあがめられ、日本武尊が山の神との戦いに敗れ傷を負った地とされており、それを象徴するかのように、山頂には日本武尊の像が鎮座している。
非常に植物が豊富な山であり、特に薬草の種類が豊富で、山頂のお花畑には夏から秋にかけて色とりどりの花が咲き乱れる。
中にはイブキフウロやイブキトリカブトといった、伊吹の名を冠する植物も数多く存在する。
山頂直下まで延びる伊吹山ドライブウェイが開通して以降、山頂まで徒歩で約20分でアクセスできるようになったこともありマイカーによる観光客も増え、登山者よりも観光客が圧倒的に多いというのが現状である。
百名山のうちの1峰。

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2010年9月9日 (木) 天候:晴れ
登山口往復(長円寺~1合目~5合目~6合目非難小屋~伊吹山山頂)

・ 高低差、距離、コース概要は上記の通り。
・ 地図上の通し番号は、これからブログに添付する画像の撮影したポイント。




今を遡る事およそ2ヶ月ほど前の、9月9日 木曜日、僕らは伊吹山へ行ってきた。
ちなみに、この日は祝日でも何でもない、ただの平日である。
たまたまこの日、僕の夜勤明けと嫁の休みが重なったため、どこかの山に登ろうと計画していたのだ。
しかし前述したとおり、天気予報はどこも曇りで、特に中部、関東、東北にかけてはほぼ全滅の状態だった。
そんな中、関西地方より南は概ね天気が良好との天気予報になっていた。
特に伊吹山のある米原、関が原付近は快晴の晴れマークが一日中並んでいるという絶好のコンディションだったため、夜勤明けで一睡もしていない身ではあるが、眠い体に鞭打って山へ登ることに決めたのだった。

ちなみに、僕らは過去に2度ほど伊吹山の頂に立っている。
とはいっても、もちろん一合目から山頂まで登山道を登って行ったわけではない。
ここ伊吹山は山頂直下まで伊吹山ドライブウェイという有料道路が開通しており、駐車場からは徒歩20分足らずで山頂まで行く事ができる。
通行料3000円(通行料と言うよりは山頂直下の駐車場代のようなもんだが)というなかなか挑戦的な料金設定ではあるが、山頂付近のお花畑や、山頂からの琵琶湖の素晴らしい展望を徒歩20分程度で満喫できるのだから、まぁ妥当な値段だろう。
無論その当時はまさか登山道から山頂に登ることになろうとは夢にも思わなかったし、そもそも登山道があることすら知らなかった。
そもそも伊吹山という場所は観光地という認識であり、百名山の1峰であることを知ったのは登山を始めてからの事だ。


便宜上山頂を踏んだとはいえ、駐車場から数十分歩いた程度で伊吹山に登った…とするのはあまりに味気ない。
そんなわけで、かつて山頂からの絶景を堪能した伊吹山だが、今回は麓の一合目からキッチリ登山道を歩いて山頂を踏む事にしよう。


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【AM6:40】
おびただしい数の案内看板が、神社の雰囲気をぶち壊している。やはり山、というよりは観光地に近い印象だ。
まぁ確かにここ伊吹山の登山口は、百名山の登山口にしては少々わかりづらいところにあるので、結果としてこのように目立つ看板を立てる羽目になってしまったのだろうけど…
ちなみに鳥居の脇にはトイレがある。

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登山口の手前には観光案内所があり、そこの駐車場は有料駐車場となっている。
しかし、観光案内所が開くのは朝の8時、登山者相手に商売するにはあまりに遅い時間だ。
ここの駐車料金は1000円で、登山道付近の民宿や一般の駐車場も概ね1000円で統一されている。
ここに停めてもよかったのだが、この時間では係員など居ようはずもなく、どこに料金を払ったらいいのかわからなかったのでヤメ。

結局は来る途中に一度はスルーしたのだが、ここから300mほど下に戻ったところにある、民宿の駐車場に停めることにした。
またここは後ほど紹介するが、朝も早いというのに、仕事熱心なおじさんが車の誘導をしており、駐車料金も500円と良心的だった。


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観光案内所の脇には、標高、距離、所要時間など事細かに書かれた親切な看板がある。
まぁ一般観光客は地図なんて持ってこないだろうから、こういう看板があるのは良いことだとは思うけど。
う~ん、やっぱりハイキング山だなぁ…


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観光案内所脇のゲートをくぐって少し歩くと登山口にさしかかる。
さて、では行くとしましょうか!


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【AM7:00】
登山口出発。(撮影地点2にて撮影)
登山道から一合目までは樹林帯歩きだ。
前日に雨が降った関係で少々ぬかるんでいて滑りやすかった。
歩きづらいわけではないが、決して整備が行き届いた登山道…という感じでもない。


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【AM7:25】
一合目到着。(撮影地点3にて撮影)
右上に写っているのはトイレ、ちなみに右端の小屋ではジュースの自動販売機もあり、売店もある。

本来ここからはゴンドラに乗ることが出来、3合目まで一気にショートカットできたのだが、2008年からゴンドラは運休している。
…はずだったのだが、調べたところによると今年の7月から伊吹山のゴンドラは営業を再開したとの記事を目にした。
ちなみに伊吹山にはゴンドラやリフトがいくつかあり、一体どこのゴンドラが稼動する事になったのかはわからないが、少なくとも僕が訪れた9月9日にはどのゴンドラも稼動していなかった。土日祝日限定で稼動するのだろうか??
詳しくはわからないが、まぁ基本的にゴンドラやリフトは利用する気がさらさらないので、あまり僕には関係のない話であるww
ゴンドラを利用したい方はネットで調べるか、観光案内所に問い合わせしてください。


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だだっ広いゲレンデをのんびり歩く。
登山道となる部分はしっかり草が刈り取られているので迷う心配はないだろう。


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ふと後ろを振り返れば、街の展望が素晴らしい。樹木が刈り取られているので展望は抜群だ。


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もう少しで三合目。(撮影地点5手前より撮影)
このあたりになるとようやく伊吹山が眼前に広がる。
これから登って行く登山道も良く見える。鉄塔が少々景観を損ねているのは残念だが…



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【AM8:08】
三合目到着。(撮影地点5にて撮影)
真ん中に見えている建物はトイレ。
ここのトイレ、ものすごくキレイである。麓にあったトイレよりもキレイかもしれない。
しかしここ伊吹山、そこらじゅうにトイレがあるな…登山口、一合目、ここ、しかも全部キレイだし。やっぱり観光地だなぁ…ていうかさっきからトイレしか紹介していないんだが、大丈夫かこのレポww



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【AM8:35】
五合目到着。(撮影地点6にて撮影)


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五合目から山頂までの登山道は概ねここから見て取れる。
途中斜面に見えている建物は、6合目にある非難小屋だ。


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ちなみにここ五合目にはなんと自動販売機が存在している。
登山道のど真ん中に自動販売機がある山なんてそうそうあるまい…ていうか僕の経験上初めてである。
登山口付近に朽ち果てて動かない自動販売機が放置されているケースはあるが、ここの自動販売機はピッカピカで、ごく最近、少なくとも数年以内に設置されたものと思われる。やはり、百名山ブームで登山者が増えたことに起因するのだろうか?


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【AM8:50】
六合目非難小屋到着。(撮影地点7にて撮影)
この山の難易度に不釣合いなほど立派な非難小屋である。


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せっかくなので中も拝見。
うーん…キレイだ、下手な山小屋より快適なんではなかろうか。


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じわじわと高度が上がってきた。
相変わらずの好天、天気予報を信じて来た甲斐があったってもんだ。
先日の仙丈ヶ岳あたりから、ようやく運が向いてきたのかも。


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…なんて思ってたら何やら怪しげな雲が…




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おいおい、やめてくれよ(;´Д`)


もうガスとか雨とか、そういうのはお腹一杯なんだって…
快晴だからってんで伊吹山を選んだのに、これじゃ何もかも台無しではないか。


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山頂がガスで覆われてしまう前に急いで登ることにするが…(撮影地点8にて撮影)


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時既に遅し…



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【AM9:45】
伊吹山山頂到着。(撮影地点9にて撮影)
山頂に到着する頃、残念ながらもう既に山頂付近はガスに覆われてしまっていた。

冒頭でも触れたとおり、ここ伊吹山は日本武尊が山の神との戦いに敗れ傷を負った地とされ、日本武尊の像が山頂にある。


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山頂付近には幾つも小屋があり、軽食も食べる事が出来るし、お土産も沢山ある。
今回は残暑も真っ只中だったこともあり、カキ氷を食べる事にした。
しかし伊吹山に来て何が一番驚いたかって、それは


売っている山バッジの数である。


以前燕岳の燕山荘で売っていた17種類という数にもビックリしたものだが、ここで扱っているバッジの数はそれの比ではない。
色違いなど、微妙にデザインの異なるバッジも含めると軽く30種類近くある。

仮に1個400円とすると、まともに買うと12000円…アホかwww
ちなみに僕は山バッジを買うとき、登った山のバッジ以外は買わないという以外に、これといってルールを取り決めていない。
山バッジコレクターの中には、一度の登頂につき1個という取り決めをしている方が多いが、仮に幾つかのバッジで悩んだ場合、一度買い逃したバッジが必ずしも次に訪れた時にあるとは限らないので、僕の場合は基本的には目に付いたバッジは全部買っている。
コレクション一つ一つに意味や重きを持つコレクターからすれば、僕のやり方は低俗な部類に入るのだろうが、どれがいいかと悩むくらいならばいっそ全部キレイに買ってしまえというのが僕の基本理念なのだからどうしようもない。


だがさすがに今回の数の多さには参った…。
全部買っても良かったのだが、いくらなんでも30種類近くそろえるほどに思い入れのある山というわけでもないし…。
悩みに悩んだが、結局全部を買うことはせず、自分の中に新たなルールを設定する事にした。



・その山の象徴となる物をデザインに含むバッジのみ買う。

・色違いが複数あるバッジは、原則的に気に入った色を1つ買う。

・あまりに数が多い場合、上記2つに該当していたとしても厳選する。



つまるところ、今回この伊吹山で最も多かったのが、いわゆるどこにでもありそうなデザインのバッジだった。
要するに帽子や葉っぱやピッケルなど、特別伊吹山と縁があるわけではない物の上に伊吹山の名前が記されているだけだったり、あるいは伊吹山という名前のみというシンプルなデザインのバッジである。
まぁその山のバッジがそのデザインのものしかない場合は別として、これだけ豊富にバッジの種類がある山で、そんなありきたりのデザインのバッジは買う必要はないだろうという判断である。
買うならば最低でも山の形、あるいはその山固有の植物といったその山の特徴を含んだバッジが望ましい。
また、色違いのデザインのものに関しても、よほどデザインが気に入ったものでない限りは、数ある色の中から自分が気に入った色を1つ選べば十分だろう。
それだけ厳選してもなお数が多い場合、必要に応じてその中からさらに買うものを厳選するものとする。

基本的にはかなり曖昧なルールである。
例えばひとつの山につき最大5個まで、とか、そういう具体的なルールを決めても一向に構わなかったのだが。
しかしそれでも気に入ったデザインのバッジが6個あったとしたら、たとえ5個までというルールを決めていたとしても確実に6個買ってしまう、僕はそういう人間だ。
どうせ守れないルールならば制定する意味はなく、自分で守れる範囲のルールを定めたほうがよっぽど建設的だ。

そんなわけで幾つかルールを追加したものの、結局今回購入したバッジは20を越えた。
まぁ予想はしていたが仕方ない…
まだバッジの整理が全然終わっていないので公表はしないが、またいつかブログで紹介する日も来るかもしれない。



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天候は残念ながらあまり思わしくなかったのだが、伊吹山は植生豊かな山である。
景色がダメなら花を堪能する事にした。

僕らが登ったこの時期は、ちょうどフウロソウが全盛で、そこかしこにキレイなピンクの花を咲かせていた。
伊吹山には7種類のフウロソウが自生しているそうだが、特徴的な形をしているものから、正直判別が難しいものもある。
せっかくなので今回はフウロソウに的を絞って植物の勉強をしてみることにした。

伊吹山に咲くフウロソウの中でも、最も代表的なのが写真のイブキフウロだ。
伊吹の名を冠するこのイブキフウロは最も特徴的な形をしており、他のフウロソウとは違い花びらが3つに割れている。
見れば一目でわかる、非常にかわいらしい花である。
時期が遅かったのか、咲いていたのは山頂付近にほんの数輪だけだった。


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続いてヒメフウロ。
伊吹山に咲くフウロソウの中では最も小さい花を咲かせる。小屋の脇にほんの少しだけ咲いていた。


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フウロソウの中では最もメジャーなハクサンフウロ。
概ね薄いピンク色をしている事が多いが、咲く場所や気象条件によって白や濃いピンクの花を咲かせる事もあるので、必ずしも花の色では判別する事は出来ない。
これと非常に酷似した花にエゾフウロがあるが、エゾフウロは蕾や茎にうぶ毛のような細かい毛があるので、そこで判別可能。
逆を言えばその特徴を除けば、花びらの形から葉っぱの形までほぼ一緒なので間違いやすい花といえる。
ハクサンフウロだと思って撮影していた写真が実はエゾフウロだったというケースやまたはその逆も結構あるようだ。
エゾフウロも結構咲いていたのだが、撮影した写真の中には残念ながら一枚もなかった。


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続いてミツバフウロ。
花の形はハクサンフウロやエゾフウロとほとんど変わらないが、葉っぱの形が異なる。
ハクサンフウロやエゾフウロがギザギザの形をした葉をつけるのに対し、ミツバフウロは大きく3つに分かれた形の葉をつける。
それゆえにミツバフウロなのだが、稀に5つに分かれた葉をつける場合もあるようだ。
花びらの色は白から薄ピンクが多く、花びらの模様がハクサンフウロ等よりも血管のように鮮明である事が特徴。


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最後にゲンノショウコ。
名前は現の証拠と書き、ようするに非常に良く効く薬草でっせ、という意味のようだ。
整腸作用のある薬草で、加熱時間を変化させる事で、下痢と便秘という正反対の症状に効く薬になるという珍しい薬草である。

姿形はほぼミツバフウロと同じ。
関西方面で見られるゲンノショウコはこのように赤みが強い花が咲くが、関東近辺では上のミツバフウロのように白い花を咲かせるため、関東地方ではパッと見ミツバフウロとほとんど変わらない。
しかし、ゲンノショウコは蕾や茎にうぶ毛のような毛があるのに対し、ミツバフウロは無毛なので、そこで判別可能。
また、ゲンノショウコのほうがやや小ぶりな花を付け、5つに分かれた葉をつけるのがミツバフウロとはやや異なる点でもある。



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【AM11:15】
山頂出発。
あーでもないこーでもないとフウロソウの勉強しながら山頂で1時間以上のんびりしていた。
花の咲いている場所を教えてもらったり、色々な話をしてくれた小屋のおじさん、どうもありがとうございました。

ちなみに小屋のおじさんに教えてもらったのだが、ここ伊吹山は、国内でも有数の濃霧地帯らしい。
と、いうのも、ちょうど太平洋側と日本海側からの気流が流れ込みやすい地形になっているため、両方の海からの大気の影響をもろに受けやすくなっているそうなのだ。
故にガスも発生しやすければ天候も崩れやすい、言わば晴天率の低い山というわけだ。
特に夏の時期、山頂付近はかなり高確率でガスってしまうとのこと、もう少し早い時間なら晴れていたのだろうけど…。


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フウロソウの他に、ちょうど見ごろだったイブキトリカブト。


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非難小屋付近まで下ってくると、ようやく晴れ間が見えてきた。
やはりガスってるのは山頂付近だけのようだ…残念。


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【PM0:05】
5合目通過。
上りでは1つしか転がっていなかったペットボトルが2つに増えていた。
おいおい、山で自動販売機を利用できる事自体、管理してくれている人に感謝せねばならないところなのに、飲み終わったペットボトルを放置してくとは一体どういう了見だ?
とりあえず今回は日帰り装備で、持ち帰りスペースに余裕があったので回収。


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【PM1:20】
駐車場到着。
無事下山し、民宿のおじさんに挨拶に行くと、キンキンに冷えたお茶を用意してくれていた。
こういう心遣いが本当にありがたい。


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感謝の意味も込めて大々的に宣伝しておこうと思う。
関が原インター方面から広域農道を走り、登山口手前の信号を右折して登山口方面へ向かうと右手に駐車場500円の看板が見えてくる。
これ以上先に進むと、ほとんど1000円の駐車場しかない。
こちらの駐車場は水道も無料で利用させてくれるし、僕が利用した時には、下山してきてからお茶もサービスしてくれた。(オールシーズンお茶を出してくれるかどうかはわからないけど)
駐車料金も安いし、対応も親切なので是非伊吹山にお越しの際はこちらを利用する事をオススメする。


コースタイムは以下。

【AM 3:00】 起床
【AM 4:00】 自宅出発
【AM 6:40】 駐車場到着
【AM 7:00】 登山口出発
【AM 7:25】 一合目到着
【AM 7:30】 発
【AM 8:08】 三合目到着
【AM 8:15】 発
【AM 8:35】 五合目通過
【AM 8:50】 六合目非難小屋到着
【AM 8:55】 発
【AM 9:45】 伊吹山山頂到着
【AM11:15】 発

【PM 0:05】 五合目通過
【PM 1:20】 駐車場到着


総評

当初の予想通り、ここ伊吹山というところはどちらかというと観光地色の強い山だった。
冒頭で触れたとおり、山頂直下まで有料道路が延び、山頂には登山者よりも一般観光客のほうが遥かに多い。
登山道自体もハイキングコースとして設定されており、途中五合目には自動販売機が設置されていたり、随所にトイレがあったりと至れり尽くせりの感がある。
コースタイムも決して長いわけではないし、日帰り登山の山としてはそれほど難易度は高くない。

しかしその利便性と手軽さとは裏腹に、こと真夏に関しては少々気をつけなければならないこともある。
この伊吹山の登山道はほとんどといっていいほど木が無く、9割近くが開けっぴろげの斜面である。
山の標高自体も決して高いわけではなく、登山口の標高も無いに等しい。


つまり、夏はとてつもなく暑い山なのだ。


標高が低いため気温が高いのは当然の事、太平洋と日本海からの気流が流れ込む地形なので、湿度も決して低くは無い。
そして日射を遮る樹林帯が全くといっていいほど存在しない登山道。おおよそ熱中症の原因とされる条件が見事に揃っているのだ。
真夏の暑い時期に登る場合、熱中症には細心の注意を払わなければならない。
その上夏場はガスが非常に発生しやすいため、早朝から登り始めて午前中の早い時間に山頂に到達しなければ、ほぼ展望は無いと思ったほうがいいかもしれない。
夏から秋にかけてはここ伊吹山は非常に花が豊富で最も良い時期ではあるが、登山適期としてはGW前後か、秋から冬にかけて、天候が安定する頃が最も適していると僕は考える。
低山にしては非常に開放的な登山道で、展望も良いし気持ちがいいが、やはり真夏に好き好んで登る山ではない。
涼しいか、少し肌寒いくらいの時期に、風を感じながらゆったり登るのが良いのではないだろうか??


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by misawa_re7 | 2010-11-01 22:07 | 山行記録 2010


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