【その他】 お盆休みを利用して 北アルプス縦走4泊5日 雲ノ平、黒部源流、そして鷲羽へ!
皆様、ご無沙汰しております。
7月末から8月のお盆休みにかけて思いの他仕事の方が忙しく、ブログの更新が滞っておりました。
そんな中このお盆休み、かねてより計画していた北アルプス4泊5日の縦走計画を実行に移す事にした。
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縦走


登山の心得がある者ならば、必ず一度は耳にした事があるであろう。
山頂から山頂へ尾根伝いに歩き、幾つもの峰を一本の線で繋ぐ…さながら山の一筆書きとも言えるそれは、数ある登山の形式の中でも別格のスケールと魅力に溢れた山行形態である。


今年のお盆休みには長期縦走をしたい。


それは昨年の8月に僕らが登山を始めるにあたり、ひとつの構想として僕の中に既にあった。
山の魅力を語る上で縦走は避けて通れないと僕は考える。
もちろん日帰りや1泊の登山も魅力的ではある。
しかし、長期で山に入る縦走を通じてでしか感じる事の出来ない感動が数多くあるという事を、僕は高校山岳部時代に学んだ。
そして嫁と一緒に登山を始める以上、その感動を是非とも嫁にも体験してもらいたい…それは昨年登山を再開した時から僕の中にある、確固たる信念であった。

そしてそれを実現すべく、これまでの一年間で装備を揃え、日帰り登山から一泊登山へと段階を踏み、定期的に山を登ることで体力と技術を少しずつ積み重ねてきた。
時に日帰り登山でも重りを背負って登ったり、わざわざ雨が降るとわかっている山域に出向いていったり、雨が降る中バカみたいにテント設営の訓練をしたのも、ひとえにこの夏の縦走の為の準備といっても過言ではない。
僕が膝を壊すというアクシデントに見舞われなければ、この縦走までの間に2泊程度の山行を挟む事ができたのだが…
強いて言えばそれだけが誤算といえば誤算だったが、十分に機は熟した。


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今回の夏山縦走の目的地として僕が選んだのは、雲ノ平、黒部源流周回ルートだ。

1日目【赤線】 折立から入山し、太郎平小屋を経て薬師峠キャンプ場で一泊。
2日目【青線】 薬師沢へ下り、雲ノ平キャンプ場にて一泊。
3日目【緑線】 祖父岳、岩苔乗越を経て水晶岳往復。その後ワリモ岳、鷲羽岳を経て三俣山荘にてテント泊。
4日目【橙線】 双六小屋、双六岳を周回して、三俣蓮華を踏み、黒部五郎小舎にてテント泊。
5日目【紫線】 黒部五郎岳、北ノ俣岳を経て太郎平小屋へ、その後折立へ下山。

以上の4泊5日コースが今回の夏山縦走計画の全貌である。




今回、僕がこの山域を選んだのには理由がある。
それは今を遡る事13年前、僕が高校時代に初めて夏山縦走を経験したのが、ちょうどこの山域だったからである。
とはいえ、その当時のコースは今回のものとは全く異なり、新穂高より入山し、鏡平にて一泊、三俣で幕営し、鷲羽を往復、そして最大のハイライトは高天原にて温泉に入浴というとてつもなく渋いルートだった。
その後は確か双六で幕営して下山したように記憶しているが、はっきりと覚えているのは高天原の温泉までである。

その夏山縦走の記憶も13年の月日と共に色あせてしまったけれど、それでもなお鮮明に記憶に残っている光景があった。
それは三俣のテン場から見上げた鷲羽岳。そしてその鷲羽岳から見下ろした鷲羽池の美しさと、見渡す限りその目に山しか映らない、北アルプス奥地の幻想的な風景であった。
そう、僕にとって夏山縦走の心の原風景とは、鷲羽岳のそれに他ならないのである。
一般的に、鷲羽岳は北アルプスにある100名山の中でも比較的マイナーな部類に入るだろうし、最低一泊は要するその行程の長さから、縦走の途中でピークを踏む事はあっても、鷲羽それ自体を目的に山行計画を立てる人はそう多くないだろう。

だが敢えて言おう。



僕は鷲羽岳に登りたかったのだ。



もちろん雲ノ平も、水晶も、黒部五郎もとてつもなく魅力的な所だろう。だがしかし僕にとっては行きがけの駄賃に過ぎなかった。
そんなわけで、半ば僕のエゴで構築された今回の夏山縦走計画だったが、しかし山行内容自体は他の北アルプスの縦走コースと見比べても決して遜色ないだろう。
この縦走計画を完遂すれば、おそらく一生の思い出として僕らの心に刻み付けられる事は間違いなかった。




だが、この縦走計画を実行に移すにあたり、懸念材料がないわけではなかった…。
もちろん体力的な問題、あるいは荷物の重さといった問題もある。僕はともかく、そもそも嫁は今までに一泊登山しか体験していない。
それが突然4泊5日の長期縦走なのだから、全く未知の世界と言っても過言ではない。
まぁそれも考慮して、一日の工程時間は6時間前後、累計標高差は2000m以下の行程を組んであるから平気だとは思うが、不安と言えば不安であった。

しかしそんな事よりも僕の頭を悩ませ続けていたのは


僕の膝痛である。


6月の甲斐駒ヶ岳で痛めて以来、事あるごとに常に僕を苦しめ続けてきた膝痛…。
山に登るたびに必ず発症し、何度も撤退の辛酸を舐めさせられてきた。
いろいろと対策を試してはみたものの、これといった確かな手ごたえを得る事ができないまま、縦走当日を迎えてしまった。

しかし僕は今回、膝が痛かろうが縦走を完遂するという悲壮な決意の元、縦走に望んでいた。
縦走前日には整形外科に行き、考えうる限り最強の痛み止めを処方してくれと頼み、胃薬とセットで持参していた。
もしも膝痛が発症した場合、たとえ薬漬けになろうとも歩く覚悟だった。

しかし、もし万が一初日から膝痛が発症するようなことがあったら…
その時は薬師岳に登り、薬師峠に2泊して帰ってくるつもりだった。
4泊分もの荷物と食料を用意してきて、薬師岳往復のみというのはあまりに寂しい話だが、しかし初日に膝痛が発症した状態で北アルプス奥地へ足を踏み入れるのはあまりにリスクが高すぎる。
その場合は少なくとも1日で下山できる範囲での行動にとどめておくのが理性的な判断と言えた。




そんなわけで、期待と不安が入り混じった今回の長期縦走計画。
膝痛のリスクに入山当初とはかけ離れた天候不順。数々の不安材料を抱え、果たしてどのような結末を迎えたのだろうか??

その全貌は、前回の薬師岳のブログと合わせて近いうちに執筆予定なので、どうか気長にお待ちくださいませ(´・ω・`)


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by misawa_re7 | 2010-08-21 23:23 | その他


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