【山行記録】 友達とパーティー山行 新緑の大川入山へ
2010年 6月6日。
当初の予定通り、僕ら夫婦と 『タイ氏』 、『himawari氏』 とその彼女の合計5人で大川入山へ行ってきた!
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大川入山 (おおかわいりやま) 【標高1907m】

大川入山は長野県最南端の都市、飯田市から程近い阿智村と平谷村の境にある山だ。
国内屈指の山岳県である長野県にあって、標高1907mは決して高い山とは言えないが、周囲に目立って高い山がないため、南アルプスを筆頭に、八ヶ岳、中央アルプス、御嶽山、乗鞍、穂高連峰と北アルプスの一部もその展望に収める好展望の山である。
その立地条件から、長野県側からの登山者よりも、東海、中京方面からの登山者が圧倒的に多い。

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2010年6月6日 天候:晴れのち曇り
冶部坂登山口往路 (冶部坂登山口~横岳~1616mピーク~舞鶴のコル~大川入山山頂)
あららぎ登山口復路 (大川入山山頂~三叉路分岐~あららぎ登山口~あららぎスキー場駐車場)

・ 高低差、距離、コース概要は上記の通り。
・ 地図上の通し番号は、これからブログに添付する画像の撮影したポイント。




先日のブログでも触れたとおり、以前から予定していた大川入山へ僕ら夫婦と友達3人の計5人で行ってきた。
その折にブログにも書いたが、結論から言うと 『雲の貴公子』 こと、僕の友人 『タイ氏』 のおかげか、盛大な雲とガスに阻まれ、山頂での展望を堪能する事が出来なかった。
山行自体は楽しかったが、展望が素晴らしい山だけに、その展望を堪能できなかったのは残念だった。
しかし、それよりも何よりも僕らにとって最も苦痛だったのは…




【AM8:00】
夜勤より帰宅。
この日の前日、僕は夜勤だったので、家に帰宅したのは朝の8時だった。
僕の予定では帰宅時間は8時半頃と踏んでいたが、思いの他夜勤が早く終わったので少しばかり早く帰宅することができた。
前日のうちにパッキングは済ませてあったので、帰宅と同時にすぐ風呂に入り汗を流し、即出発の準備にとりかかる。




【AM8:30】
自宅を出発。
途中 『タイ氏』 を拾って、一路目的地であるあららぎスキー場へ向かう。


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【AM9:00】
あららぎスキー場到着。(撮影地点1にて撮影)
豊田方面から来る 『himawari氏』 とはここで9:30分に待ち合わせである。
仕事が30分早く終わったので、必然的に到着も30分早かった。
まぁ早い分には構わないので、ゆっくり 『himawari氏』 を待つ事に。

現在地を聞こうと 『himawari氏』 に電話をしたところ、国道153号線が混んでいて予定通りの時刻に到着できそうにないとの事。
普段時間厳守な彼だけに予想外であったが、道路の混雑ばかりはどうしようもない。
最終的に予定より15分ほど遅れて 『himawari氏』 カップルと合流。
そのまま僕らの車に全員乗って、冶部坂スキー場へ移動。


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【AM10:05】
冶部坂登山口到着。(撮影地点2にて撮影)
各々ストレッチや準備運動をする。
今回は山登り初の二人が同行するので、いつもより入念にストレッチ。


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【AM10:15】
冶部坂登山口出発。今回はクマが多過ぎwww


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さすがに6月ともなれば新緑が美しい。(撮影地点3にて撮影)
僕らが山を始めたのが8月末だから、きれいな緑というのをあまり拝むことなく秋の紅葉の山へと景色は移り変わってしまった。
僕も真に新緑の山に登ったのは実に10年ぶりくらいである。


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冶部坂コースの序盤はこのように木の根が張り巡らされ、階段状になっている。(撮影地点4にて撮影)
トレイルランのように走るのには向かないコースだが、のんびり歩くには歩幅もちょうど良い間隔になり、歩きやすい。
まぁひとたび雨が降れば滑りやすくなるので、その場合は歩きづらくなってしまうかもしれないが…


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このあたりから大川入山が見える!(撮影地点4にて撮影)
ここから見る大川入山はものすごく遠くに見える。とても3時間程度で到着できる気がしないのだが…
しかし実際に歩いてみると何だかんだでコースタイムどおりなのだから不思議なものである。


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ちなみにロープが張られている箇所もいくつかある。(撮影地点5にて撮影)
それほど危険な箇所ではないが、多少足元が滑りやすい箇所にロープを設けているようだ。
『タイ氏』 があまりにわざとらしいのはご愛嬌ww


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一部、展望が開けた場所があった。(撮影地点5付近にて撮影)
かろうじて南アルプスが見える。
登山道を出発してから時間が経過すればするほど雲やらガスやらが発生している感じだ…
この分では山頂までこの展望は持つまい。


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【AM11:30】
横岳到着。(撮影地点6にて撮影)
ここはあまり展望がよくないので、もう少し進んだところで休憩をとることにする。


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新緑のトンネルだ。(撮影地点7にて撮影)


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【AM10:46】
横岳を少し進んだ場所にある、1616mのピークにで休憩(撮影地点8にて撮影)
ここは非常に展望がいい、休むならば横岳をスルーしてここまで来てしまった方がいい。
まぁ日光をさえぎるものが無いから、これからの時期はかなり暑いだろうけど。

もうすでに、このあたりで南アルプスの展望が消えた。
モヤと雲に隠れて、そのほとんどが見えなくなってしまったのである…つくづくついてない。

しかし、曇っているくせに開けた場所は極端に暑い!
この時期の大川入山は、東側斜面からは熱風が、西の平谷村側の斜面からは冷風が吹いてくる。
西側斜面が開けた場所はすこぶる涼しいが、西側が木で遮られると暑くてどうしようもない。
先月までは残雪歩きをしていたのに、もう真夏のような陽気になってしまったんだと思うと少し寂しい。


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残雪同様、お花の綺麗な時期も風のように過ぎ去ってしまったけど、ツツジだけが咲き残っていてくれた。
どうもありがとう(。・_・。)


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舞鶴のコルに到着。(撮影地点9にて撮影)
ここを登り返せば大川入山山頂だ。
あんなに遠くに見えていたのに、いざ歩いてみるとコースタイムどおり3時間前後で歩けてしまうのだ。
人間の足って凄いな。


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山頂直下、最後の登りだ。(撮影地点10にて撮影)
この背丈の低い笹原の稜線歩きこそ、大川入山一番のハイライトと言えよう!


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本来ならばここから南アルプスや三河方面の山の素晴らしい展望が開けているはずなのだが、やはりこの日は駄目だった。
ここまでくればもう山頂は目の前だ!




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【PM1:25】
大川入山山頂到着。(撮影地点11にて撮影)
全員で記念撮影。


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今回は同行者がいるので、僕らクマ夫婦の2ショットもある。


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山頂からの展望は…案の定だ。
ガスに覆われてこそいないが、主要な山全てがモヤっていて全く見えない。
本来ならばここから南アルプス、八ヶ岳、御嶽、乗鞍、穂高、北アルプス、そして天気さえ良ければ富士山まで見えるのだが…
まぁ今回は 『雲の貴公子』 が同行しているので仕方ないww
また冬の空気が澄んだ時期にでも来よう。

しかし展望が無かったのも残念だったが、それより何よりここの山頂…



虫が多すぎるぞ('A`)


ここらの山域全般に言えることだが、ものすごく虫が多いのだ。
多いなんていう生易しい数ではない、普通に立っているだけでイライラしてくるくらいわんさか寄ってくるのだ。
それを見越して蚊取り線香を持参している人がいたのだが、あまり効果を発揮しているようには見えなかった。

5月くらいまではあまり虫がいなかったようなので、6月の入梅の時期を境に大増殖するものと予想される。
夏の時期は虫が酷いとは聞いていたがここまで酷いとは思いもしなかった。
おそらく6月~10月の秋山シーズンくらいまでは大量の虫が居座っていると思われるので、個人的には今後この山に登るようなことがあっても、その時期の登山は避けたいと思う。

予定では山頂で食事をする予定だったが、この有様ではとてもじゃないが食事どころではない。
仕方が無いので少し下り、虫が少ないところで食事をする事にして、山頂からは足早に出発することにした。


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山頂から少し下ったところでお店を広げた。(撮影地点12にて撮影)
虫も少なくなった事だしいいだろうと思って食事の準備を始めたのだが、あっというまに再び虫が寄って来た。
こいつら一体何に反応してこんなに集まってくるんだ!?
ザックを降ろして調理器具を広げてしまった以上、もうめんどくさかったので調理を開始。
基本僕と嫁が調理を担当、『タイ氏』 と 『himawari氏』 と彼女で、タオルやクッションをバタバタと仰いで虫を追い払ってもらう。
しかし追い払っても振り払っても何度でもよみがえるクソ虫ども…
沸かしているお湯の中に虫が落ちてくるわ、飯の上に落ちてくるわ、散々な昼食だった。


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今回下りに選んだあららぎコースだが、一言で言うと単調なコースだった。(撮影地点13にて撮影)
緑の綺麗な新緑の林の中を歩いていくのだが、行けども行けども景色の変化が全然ない。
コース自体も冶部坂とは比較にならないほど単調で変化の無いコースだ。
コース説明をしようにも、あまりに特色がなさ過ぎて僕としてもこうとしか書くことが出来ない。
ガイドブックには大抵、上るなら冶部坂からと書かれている理由がよくわかった。


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【PM4:25】
そんなこんなで、ろくとコース説明もせぬままにあららぎ登山口に下山。(撮影地点14にて撮影)
最後の九十九折りの坂なぞ、同じ道を歩いているのではないかと錯覚するほどに変化の無い道だった。


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そして最後はあららぎのスキー場の中を歩いて下っていく。
なぜか勝ち誇る嫁ww




【PM4:35】
下山。最初に車を停めたあららぎスキー場駐車場に到着。

コースタイムは以下。

【AM 8:00】 夜勤より帰宅
【AM 8:30】 自宅出発
【AM 9:00】 あららぎスキー場駐車場到着
【AM 9:50】 himawari氏らと合流
【AM10:05】 冶部坂登山口到着
【AM10:15】 発
【AM10:48】 小休止
【AM10:55】 発
【AM11:30】 横岳到着
【AM11:35】 発
【AM11:45】 1616mピークにて小休止
【AM10:55】 発

【PM 0:35】 小休止
【PM 0:40】 発
【PM 1:25】 大川入山山頂到着
【PM 1:35】 発
【PM 1:45】 昼食
【PM 2:45】 発
【PM 3:30】 小休止
【PM 3:35】 発
【PM 4:25】 あららぎ登山口到着
【PM 4:35】 下山


総評

そんなわけで今回、久しぶりのパーティー山行だったわけだが…
結果として楽しかったものの、山行としてはお粗末だった感は否めない。
展望が悪かったのは大自然の采配なので致し方ないにせよ、山頂で虫に集られるのは事前に予想できたはずだ。
事前情報として虫が多い山域とわかっていただけに、山行計画の甘さが露呈したともいえる。
今回が初登山の2人がいたのだから、もう少し山にいい思い出を残してあげたかったと正直反省するばかりである。

ここ大川入山は、東海、中京圏からの登山者に非常に人気の山であることは冒頭で述べた。
標高1907mは比較的高い山だし、アクセスも良い、晴れてさえいれば展望も素晴らしい山だ、人気があることも頷ける。
しかし僕個人の意見を言わせていただけるなら、夏期に登る山ではない。
非常に蒸し暑いし、何より山頂付近には大量に虫が沸き、せっかくの気持ちよい山頂を全く満喫できないからだ。
こんなところで虫を全く意に介さず食事を出来る人は、真の山屋かよっぽどのドMかのいずれかだろう。
僕も大概ドMだが、こんな大量に沸いた虫の中で飯を食えるほどに自分を追い込む趣味は無いw

そんなわけで僕の考えるここ大川入山の登山適期は、残雪の消える3月頃~花が満開の5月頃。
虫が消えるであろう10月頃~積雪前の12月頃といったところだ。
6月~9月は前述の通り虫が大量に沸くのでお勧めしないし、1月~2月の厳冬期は積雪量が多いためラッセルを要求される。
まぁそれが目的で行くのならいいが、積雪量が多い時には腰まで埋まるので、それ相応に覚悟してから行ったほうがいい。

コースは前述したとおり、冶部坂コースとあららぎコースの2コースがあるが、断然冶部坂をお勧めする。
随所に展望の良い場所もあり、コースも非常に変化に富んでいる。
何より山頂直下のあけっぴろげの笹原を歩いてこそ大川入山の醍醐味を味わったと言える。
まず歩くならば冶部坂コースを選べば間違いない。
あららぎコースは自然豊かなコースだが、あまりに玄人向けだ。
コースに変化がなく、展望もほとんどない。よほど里山歩きが好きな人でなければ、大半の人はつまらないと感じるだろう。
逆を返せば、静かな里山の情緒を楽しむのならばあららぎを選択した方が良いということになる。
極端に性格の違うコースなので、各々の山行スタイルに照らし合わせて決めるのが良いと思う。


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by misawa_re7 | 2010-06-18 20:03 | 山行記録 2010 | Comments(6)
Commented by samantha802 at 2010-06-19 13:12 x
とっても熊が多かったですねw
手軽に登れる良さそうな山ですね~
尾根の感じは大菩薩か塔ノ岳に似た感じですね
秋が深まった頃、雪の降り始めの頃、登るには最適って感じを受けました。

そしてなにより同行の友人の軽装に比べ
misawa夫妻のザックの大きさと膨れ具合を見ると
今回のパーティー登山としてのホスト&ホステスとして
ゲストに対する責任感が表れていると感じました。

虫は・・・しょうがないですよw
私はファミリー登山の時はシート&起毛マットも持参しますが
敷物があると地面からの虫等は防げますが
羽虫は無理ですよねw
まぁ貴重な蛋白源と思ってwww
Commented by misawa_re7 at 2010-06-19 20:58
>samanthaさん

クマだらけでしたww
いずれの山も行ったことがないので何ともいえないのですが、こんなカンジなんですね(*´∀`*)
笹原は開けていて気持ちいいですが、虫だけがなぁ…

まぁ今回…というかパーティー山行の際は毎回荷物は8割僕らが持ってますね。
まぁ彼らは山道具もほとんどないですし、完全に初心者なので、その分のリスクマネージメントは僕らの役目ですからねσ(´∀`;)
もちろん全員が山装備を完璧に持てるのが理想ですけど、普段それほど山歩きしない人には山装備は高価ですよねぇ…

いやぁ…でもあの大量発生はナイですねww
まぁそれを言い出してしまうと夏の時期に低山登れなくなってしまいますけど(´・ω・`)
虫除けのベープみたいなの持参すれば少しは違うんでしょうけど、あれはあれでカラダによくなさそうですしねww
いや、あんなのから蛋白質を摂取するつもりはないっす(;゚∀゚)
Commented by こまち at 2010-06-20 01:16 x
あはは~虫がお湯の中に入ってくるとは・・・
飛んで火に入る夏の虫ってやつですね!←ちょっと違うか(笑)

私も虫が多い山を経験したことあります。
耳の中に突撃!って感じで、耳から出すのに一苦労でした。
あと耳の後ろも刺されたし。。
汗に反応するんでしょうかね~やっぱり(><)
Commented by misawa_re7 at 2010-06-21 22:32
>こまちさん

あいつら、あんだけグツグツ煮え立ってるのに危ないって気づかないんでしょうかねぇww
多分実際火ん中に飛び込んだやつもいますよ絶対(;゚∀゚)

そう!あれ耳に入るやつ最悪ですよね!
あと目の前をブンブン飛ぶやつ!なんで羽虫ってウザイやつらばっかりなんだろう( ゚Д゚)
やっぱり汗なんですかねぇ?
日が当たってくると現れるんで、もしかしたら熱に集まってくるのかもしれませんね。
耳って人体では体温の高い部位ですしね。
Commented by ようよう at 2010-06-22 18:57 x
ふと思ったのですが・・・。
みさわさんが着てるのって、ホグロフスの「TONAL TEE」ですかね?

私もTONAL TEEの肌触りの良さに惚れて、昨日ブルーを購入してしまいましたよ。
久々の・・・というか、ウェアでは初ホグロフスでした。
Commented by misawa_re7 at 2010-06-22 21:01
>ようようさん

Yes!その通りです(*´∀`*)
僕の写真ワンカットしかないのによくわかりましたねww

こいつは肌触りいいですよね、この時は下に一枚着ているので直接肌には触れませんでしたが。
うちは嫁がホグロフス好きなので、結構ホグロフスのウェア多いですよ。
概ねクオリティ高いですが、長袖のTシャツだけはあんま着てないのに袖の縫い目がほつれてきました…。
まぁどこのブランドにも一枚や二枚くらいは耐久性のないやついますけどねww


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