【山行記録】 北八ヶ岳 スノーキャンプ初日 (蓼科ピラタスロープウェイ~白駒池青苔荘)
ついに待ちに待った、北八ヶ岳スノーキャンプの初日。
しかし天気はご覧の通り…風雪吹き荒ぶ中、蓼科ピラタスロープウェイ山頂駅にて。
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かねてから楽しみにしていた北八ヶ岳スノーキャンプですが、予定通り7日(日)~8日(月)の一泊二日で行ってまいりました(ノ∀`*)
天候は、残念ながら天気予報が寸分違わず的中し、予定通りの雪中行軍と相成りました…。
コースはこちらのブログでも触れましたが、再度確認したいと思います。


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2010年3月7日 蓼科ピラタスロープウェイ~白駒池青苔荘(幕営地)

・ 高低差、距離、コース概要は上記の通り。
・ 地図上の実線は今回実際に歩行したコース、点線は当初予定していたコース。
・ 地図上の通し番号は、これからブログに添付する画像の撮影したポイント。(冒頭の写真は1にて撮影)




【AM8:00】
夜勤より帰宅。
前日までにパッキングもあらかた済ませてあった為、朝食を摂りながらサーモスの山専ボトルにお湯を注ぐ。
再度パッキングして、体重計にて荷物の総重量を計測する。

僕 20kg  嫁 14kg

決して軽い重量ではないけれど…一応想定範囲内。
テント一式は僕の分担だし、ここ数日の暖かい陽気を危惧して、今回は念のためレインフライも持参しているため重量がかさんでいる…。
それに加え、僕は撮影機材の総重量が4kg近い為、それを考慮すれば重量20kgは妥当な数字だと思う。

ちなみに僕は普段の山行の際も、トレーニングを兼ねて基本装備+5~7kg程を重りや水袋で水増しし、平均20kg弱の荷を背負って歩いているので、おそらく今回も平気だろう。
むしろ心配があるとすれば嫁の方(;´Д`)
彼女も僕同様、普段の山行の際に多少の重りを背負っているが、今までに背負った最大重量は12kg。
2kgの差とはいえ、14kgは嫁にとっては未知の領域な上に、通常より体力を消耗するスノーシューでの歩行は負担が大きい…
その条件に加え、前日僕が夜勤という点、初のテント泊という点も考慮して、初日は歩行距離6km、累積高低差約370mと、行動範囲を控えめに設定してはあるけれど…
万が一体力的に厳しいようなら、2日目の予定を変更したらいいと思っている。

天候は朝方からやや肌寒くなり、先週の暖かい陽気がまるで嘘のよう。
この分だと標高約2100mある白駒池は一晩中雪だろうか…?
正直レインフライは必要なかったかもしれないと、少々後悔をしつつ、AM9:30分に自宅を出発した。

中央高速道路を一路諏訪ICへ向けてひた走る。
自宅付近は雨だったのだが、駒ヶ根ICを過ぎた辺りから雪に変わった。
それに伴いチェーン規制がかかり、若干の渋滞。
前日の夜勤の疲れから、運転は専ら嫁に任せ、僕は助手席で惰眠を貪らせて頂くことにするσ(´∀`;)




【AM11:20】
蓼科ピラタスロープウェイ山麓駅に到着。

駒ヶ根からずっと大粒の雪が降っているのだが、しかしそれをよそに予想以上に『暑い』
暑いといっても気温的には零度前後なのだろうけど、過去3回この場所を訪れた内では最も暑い。

僕の場合、普段スノーシューをする際の服装は、アンダーウェア+フリース+ソフトシェル+レインウェアを基本にしている。
これで、マイナス10度くらいまでは平然と歩けるのだが、逆に言えば零度前後では暑すぎる…
とりあえず一番保温性の高いフリースを脱いで体温調整をすることにする。
ちなみに嫁は寒がりなので、上記の服装のまま歩くことに決めたようだ(゚ロ゚;)
僕には真似できない。多分汗だくになって逆に命に関わるw

ところが、ここにきて最大のミスが発覚する…
前回、ここピラタスロープウェイから北横岳に登った際、実は

レインウェアに穴を空けてしまっていたのだ(;´Д`)

無論、その日は下山して直ぐにリペアキットは購入したのだ。購入はしたのだが…リペアするのを忘れた('A`)
そしてリペアキットはもちろん自宅に置いたままである…
結局太ももに穴の空いたレインウェアのまま登ることにする。
厳冬期なら、下手をすれば命に関わる事ゆえ、自分のバカさ加減には、ほとほと嫌気が差す…




【PM0:20】
冒頭の記念写真をとりつつロープウェー山頂駅を出発。
スキーヤー、スノーボーダーからの好奇の視線を感じるもスルー。山屋の宿命だ、気にしていてはキリがないw
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天候は一向に回復する気配を見せず、ご覧の通り (撮影地点2にて撮影)
重く湿った雪は、徐々にザックやリッジレストに降り積もってゆく…

ちなみにこの段階で最も被害が大きかったのは、僕のカメラバッグ('A`)
ものの20分もしないうちに、積もった雪が溶けて浸水し始め、その被害は既にカメラにまで及んでいた…。
一応防塵防滴仕様のカメラではあるが、そうはいっても精神衛生上よろしくない。
雪でこのざまでは、雨など降ったらひとたまりもあるまい…何か対策を講じなければ。


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さすがにこのあたりはトレースがしっかりしている。 (撮影地点2のやや先にて撮影)
むしろしっかりしすぎていて、スノーシューで歩く面白みにはやや欠けるかも。


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【PM0:55】
五辻分岐通過。
以前来た時は完全に雪面だったが、今回は雪が溶け川が流れていた (撮影地点3にて撮影)
さながらスノーブリッジである。
踏み抜いたら川に落ちるだろうか?念のため体重を乗せないように慎重に渡る事にする。


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県道への分岐に到着(撮影地点4にて撮影)
本来ここで南下し、県道へ出る予定だったのだが…(写真右奥の赤いフラッグのある場所)
写真を見てもらえばわかるとおり、ほとんどトレースがない。
赤旗もあるし、単純に南下するだけなので、まず迷うことはないだろうが…
どちらかというと問題は、道迷いよりも雪面の状態。
トレースの無い道は雪も緩く、たとえスノーシューを履いていたとしても場所によっては膝辺りまで埋まる場所も多々ある。
冬期通行止めの県道にも、もちろんトレースはないだろうし、重量が重量だけに、難儀な歩行を強いられるであろう事が予想された。

ルート変更はあまり気が進まないが、この悪天候の中いたずらに時間を失うよりは、出来るだけ早く白駒池に到着してテント設営に時間を割きたかったので、ここは看板に従い出会いの辻を経由して大石峠に向かうルートに進路を変更することにした。




【PM1:15】
出会いの辻到着。
10分ほど休憩をして出発する。


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【PM1:37】
オトギリ平通過。 (撮影地点5にて撮影)


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【PM2:00】
大石峠到着。 (撮影地点6にて撮影)
予想通り、このルートはしっかりとしたトレースがついていた。
ずっと降り続けている新雪が3~5センチほど、程よく積もっているので、ふかふかして気持ちいい(>ω<)

このあたりで降雪がピークを迎える。
そこらじゅうに雪が降り積もり、ザックもマットも真っ白だ。
山行記録を書き記しているメモも、取り出すたびに雪が降りかかり、書くのが難儀になってきた。
なので、ここから白駒池のテント場に着くまでの間、山行記録は空白の状態ww


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麦草峠に到着。到着時間は記録が無いので不明。 (撮影地点7にて撮影)
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さて、当初ここからは麦草ヒュッテの脇を抜けて樹林帯に進路をとる予定だったのだが…。
県道のアスファルトの上に積もる雪がしっかり締まっていて(というか凍っていたのだが)思いのほか歩きやすいことが判明。
またもやルートを変更し、今度は県道を歩くルートへと進路をとった。

ここからは県道を歩き、青苔荘の駐車場を通って白駒池へは難なく着く…予定だったのだが。
この時、しっかり地図を見なかったことが災いし、青苔荘の駐車場の手前にある道へ入っていってしまった。


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写真の通り、それなりにトレースもついていたため、何の疑いも無く足を踏み入れてしまう。 (撮影地点8にて撮影)
道自体はしっかりしており、しかも白駒池の方向を示す看板も出ていたところをみると、道自体は間違ってはいなかったのだろうと思うが…


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しばらく歩くと突然開けた場所に出た。 (撮影地点9にて撮影)
トレースは消え、赤テープ、赤旗も見える範囲には見受けられない…面倒くさいところに出てしまった(;´Д`)
予定外にルートファインディングをする羽目になる。

と、言ってもどこでも歩ける広い湿原。
白駒池の方角はわかっているので、道があろうが無かろうが、とにかくまっすぐ突き進めば着くだろうと歩き始める。


しばらくすると、後ろから着いてきていた嫁の足音が消えた…









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埋まってた(;´Д`)<撮影地点9ダヨ

まぁ
助けることなく平然と写真撮っている僕は鬼ですね、えぇ…
と、言いつつも、実は写真に撮られていないだけで、僕もここでは数回埋まっているww
あまり人のことは言えないσ(´∀`;)

そんなこんなで、20分くらい時間をロスしつつも、何とか正しい道に戻ることが出来、ようやく白駒池への進路をとることができた。






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とりあえず、白駒池、青苔荘の看板を発見してほっとする。
ここまでくればもう目をつぶってたって白駒池に到着できそうだ(*´∀`*)


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【PM3:00】
青苔荘到着。 (撮影地点10にて撮影)

てか

そこに立っちゃ看板が見えねぇだろうがよヽ(゚Д゚;)ビシッ!!

と、まぁ余談は置いておいて、到着して落ち着いたところで、まずは全身の雪を払い落とす。
しかし、この時間になって気温もだんだん下がってきたのか、雪が溶けて凍り付いてなかなか離れない(;´Д`)
とりあえず落とすだけ落として青苔荘の中へ。
テントの代金、一人650円を支払い、早速テント設営にとりかかるとする。

理想としてはPM2時くらいにはここに到着してテント設営したかったのだが、そもそも前夜の夜勤が長引いてしまったので致し方ない。
慣れないテント設営に、雪面の整地もあるので、ざっと3時間はかかるものと予想。
とりあえず何としても日没までには設営を完了しなければ…


まずは場所決めから。
と、いきたいところだが、そもそも雪上でのテント設営のセオリーが全然わからんので、正直どこに陣取っていいやら…
とりあえずだだっ広いところは風当たりが強そうなのでパス。
当然斜面はパス。
木の板で整地されて区画分けされているところは別料金とのことなので、強制的にパス。

悩んだ挙句…


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こんな感じのところに設営することに決めた(。・_・。)ノ
豪雪ともなれば、木の直下だと枝から雪がドッサリ落ちてきてテントが潰れてしまうかもしれないが…
夕方になってから雪の粒が細かく、サラサラのパウダースノーに変わったので、それは心配あるまい。
適度に風も遮れそうだし、悪くない場所だと思うのだけど…

誰か雪上テントの設営に詳しい方いたら、是非ご教示ください。



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整地はこんな感じでいいのかな?
とりあえずスコップで雪面を掘り下げて、軽く壁を積み上げ、スノーシューで平らに慣らしてみた。
壁はあまり高くしすぎると風を巻き込んでしまうらしいので、適度な高さにしておく。

整地が終われば、後はスピード勝負だ!
素早くテントを立て、間を置かずにサッとフライを被せなければ、インナーテントが雪で濡れてしまう…。
昼間の湿った雪に比べれば、全然マシなパウダースノーだが、そんな雪でもインナーテントに被ってしまうと、後々解けて、テント内のザックやシュラフを濡らす原因にもなりかねない。

…と、意気込んでみたものの、そこはやはり慣れない設営。
結局何だかんだで立てた頃にはテントの上にもうっすらと雪が…(;´Д`)
次回は半分の時間で設営できるように頑張ろう。



張り終わったら、数日前にこっそり作っておいた竹ペグの出番。

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カメラ濡らしたくなかったので、このあたりの作業の写真はないのだが…
設置方法は至って簡単で、テントの周囲のペグポイント付近に30センチくらいの穴を掘り、竹ペグを埋設。
上から雪を被せて思いっきり踏み固めればまず抜けることはない。
ためしに引っ張ってみたけど、これはペグが抜ける前に、縛り付けてあるヒモのほうが先にブチ切れるわ(;゚∀゚)

そんなわけで、ペグでしっかりテントを固定したら完成。
あとは風が入り込まないようにフライのスカートには雪を被せて…と。



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できた!(*´∀`*)

【PM6:00】
テント設営完了。
…なんか、あんまりカッコよくない気がするけど…まぁ初めてにしちゃ上出来ということで。



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ちなみにテントの中は(この写真は自宅でテントを試し張りしたときのものだけど)こんな感じ。
一番下に、アルミのテントマットを敷き、その上からリッジレストデラックス、そしてモンベルのコンフォートシステムパッドと続く。
正直初の雪上テント泊なので、どの程度底冷えするものなのか想像もつかず…
とりあえず断熱用のマットは持てるだけ持ってきた感じσ(´∀`;)
効果の程は果たして…


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辺りも暗くなってきたので、テント内で晩御飯。
本当は結露が嫌だったので、テント外で調理をする予定だったのだが…
外は相変わらず雪が降り続いており、とても調理できる状態ではない。
背に腹は変えられず、仕方なくテント内で調理することに。

といっても基本的に全部フリーズドライ食品やアルファ米なので、お湯を沸かすだけなのだがww

ちなみに写真は別にソフトフィルターをかけたわけではなく、カメラバッグからカメラを取り出した瞬間、レンズが一気に結露しただけ(;´Д`)
これ、あんまりやるとカメラを痛めるので、以後気をつけなければ…


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そんなこんなで初めての雪上テントの夜は更けて行く…(。・_・。)

今日は特にこれと言って何をしたわけでもなく…ただちょっとスノーシューイングをして、テントを設営しただけなのだが…
実に心踊り、楽しかった。この感じ…久しく忘れていた。
これで天気が良く、満天の星空を見上げることが出来たなら全く言うことが無かったのだが、贅沢は言うまい。

明日は今日の倍以上歩かなければいけない。ぐっすり寝て、疲れをとって、明日も一日頑張ろう!

おやすみなさい(-∀-)

二日目に続く…


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by misawa_re7 | 2010-03-10 23:03 | 山行記録 2010


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